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朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』May 11th, 2018

昨日の5/20は二十四節気では小満。萌え出た若葉が次第に青葉と移り変わる季節です。沖縄では既に梅雨入りをしているのですが、関西は昨日と今日はすがすがしい日が続いています。
5月の1週目はゴールデンウイークだったので朝日カルチャー中之島での講座『英語で学ぶ日本文化』は、5/10の2週目に
変更です。

恒例のS氏による旬の和菓子は『つつじ』です。
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さて、皆さんのミニプレゼンの紹介です。177.png

トップバッターはM氏。前回に西国三十三ヶ所観音巡礼をされる計画についてお話しがありました。巡礼を2018年にされる一つの理由として、今年が西国三十三ヶ所巡礼が草創されて1300年にあたるのだそうです。御朱印帳を拝見いたしましたが、1300年とスタンプされた特別印が押されていました。

まずこの『巡礼』について。巡礼は英語で''pilgrimage''。信仰を確認し、より深めようと旅することだそうです。これは世界に共通するものです。スペインではサンティアゴ・デ・コンポステーラ、そしてイスラム教においてはハッジと呼ばれる大巡礼が有名です。
海外では一つの大きな巡礼地を目指して、その中にある礼拝所に参拝するといったスタイルに対し、日本の巡礼は、一定の地域にある限定された数の聖地を巡るのが主流となります。

この西国三十三所巡礼が日本で最も古い歴史を持つそうです。146.png 当初は僧侶や修験者の厳しい修行として行われていましたが、時代とともに庶民にも広がりました。江戸時代には伊勢神宮や熊野三山の参拝と結びつくことで人気となりました。

さて、M氏すでに33所を参拝されたそうで、残すところ、あと3寺!146.pngすごい勢いです。
ちなみゴールデンウイークは、花山院(兵庫)、播州清水寺、一乗寺(加東)、園教寺、善峰寺(京都)、穴太寺、総持寺へ。続いて、勝尾寺、中山寺そして長命寺(近江八幡),、華厳寺(長浜)へ。ほとんどのお寺は山の高いところや山頂にあるので、景色はとても美しかったそうです。でも険しいところもあり、苦戦したところが何ヶ所かあったとのことでした。
さて、残る3ヶ所、華厳寺は紅葉が美しいらしく秋に参拝予定。松尾寺と成相寺は、冬に行かれるそうです。大きな声ではいえませんが、参拝だけでなく違う理由もあるようです。129.png冬はやはり美味しいものが多いですね。164.png夏は取り急ぎ休憩期間だそうです。

次にS氏のミニプレゼンです。『安倍晴明について』です。同氏はこの人物に関心があるとのことです。さて、安倍晴明、ご存知でしょうか?『陰陽師』で、もとは夢枕漠の小説が映画化・ドラマ化されているので、ご存知の人は多いかと思います。
また、2015年、GPファイナルでフィギュアスケートの羽生結弦さんが晴明を氷の上で演じたのは記憶に新しいのではないでしょうか。
昨年秋から今年の春にかけてS氏は『〈陰陽師・安倍晴明〉の世界を訪ねて』という講座を受講されたそうです。月1度現地に行って見学するというものだったそう。陰陽道は古代中国で生まれた自然哲学思想で、陰陽五行思想を起源としており、日本では独自の発展を遂げた、自然科学と呪術の体系で、民間や習俗・信仰として陰陽道は生活にはいりこんだそうです。
明治時代になると新政府により陰陽道は迷信として廃止となりました。
余談となりますが、陰陽師を書いた夢枕獏氏、私は『空海』の本を以前読んだことがあります。ちょっと現実離れしたタッチが非常に興味深く3巻をあっという間に読破したのを覚えています。この陰陽師は一度DVDを借りて観てみたいと思います。
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Y女史は『和柄 - Japanese traditional patterns-』についてです。和柄のサンプルとその名前・意味・由来を調べて発表されました。3つほど紹介しましょう。はじめに『青海波 - sea wave-』ペルシアに由来しているそうです。名前は舞楽の衣装からだそうです。
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『麻の葉 -hemp leaves-』日本由来の柄で、6角形は麻の葉のイメージ。幼い子がすくすく育つようにという思いが込められているそう。
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『市松 - ichimatsu check-』江戸時代に人気のあった柄です。歌舞伎役者の初代佐野川市松がこの柄の袴をはいていたことから名前もこちらに由来します。
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他に『鱗 -sacale of fish / snake』『とんぼ・勝ち虫 - dragon fly』『亀甲 - turtle shell』などなど。和柄については何気なく視界にははいるものの、由来などの詳しいことは知らなかったので、とても興味深かったです。

最後にS女史です。『南蛮のみち 司馬遼太郎』を読まれてフランシスコ・ザビエルが当時訪れた場所、ともに各地域の建築物についてお話しされました。ザビエルは、バスク人で今のスペインのナバラ王国生まれ。カトリック教会の司祭、宣教師。イエズス会の創設メンバーの1人です。ポルトガル王ジョアン3世の依頼でインドのゴアに派遣され、その後1549年(天文18年)に日本に初めてキリスト教を伝えたことで特に有名。
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鎖国によりポルトガルとの貿易は終わりましたが、ポルトガル語から日本語になった言葉は意外と多いのに驚きます。こちらに関する少し面白いブログを見つけました。ご興味のある方はこちらをクリックください。私の大好きな作家のお一人である司馬遼太郎氏、彼の書く街道を行くシリーズは非常におもしろいと思います。
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あっという間の90分でした。174.png今 回も大発見が沢山ありました。いつも有難うございます。

次の講座は6/7日です。



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by connection-eigo | 2018-05-21 18:31 | プレゼンテーション

朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』Apr.5 2018

2ヶ月ぶりとなった『英語で学ぶ日本文化』101.png 3月は講師である私、南出の怪我により、休講となりました。受講生の方にはご迷惑をおかけしました。

さて、4月179.png新年度の始まりです。今年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

この度はお一人、クラスに体験として参加されました。

いつも机の上にならぶ旬のお菓子を撮るのが恒例となっているのですが、今回は少々撮り損ねました。かろうじて1枚だけ、旬の和菓子をパチリ。4月はやはり桜色。花ふぶき。この淡いピンクと交わる白が躍動感をだしているように見えます。他の写真が撮れなかったので、その代わりに私が先日、仕事の移動中に撮った八重桜です。179.png
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今回のトップはM氏です。『日本の凧』についてです。3月30日の日経新聞に掲載されていた記事からです。お正月に空に浮かぶ。最近では、凧を目にすることも少なくなってきました。さて、凧は英語でkite。でもタコという名前からタコ、つまりoctopusと関連してしまう。146.png
記事は凧の呼び名の歴史についてです。

凧の歴史は長く、平安時代に中国から日本に伝わったそう。当初は凧は『紙と鳶』と書いて紙鳶(しえん)と呼ばれていたそうです。ちなみに鳶の感じだけだと『とんび』109.png
凧は四角い胴体が風を受けて左右に反り、長い尾をひいて空に舞う姿が烏賊(=squid)を連想させたそうです。
後に、庶民の遊びとして広まると、『イカノボリ』=squid streamer『イカ』=squidとして呼ばれるようになりました。そこで、先ほどの疑問。なぜ『Tako=たこ』になったのでしょう?

江戸時代に関東地方に伝わった際、江戸の人が''Ika''という本来の名に対抗して、''Tako''=ocutopusと呼んだからだそうです。常に東西は文化的は対抗意識がいつの時代もあるのですね。105.png

次にS氏です。ミニプレゼンのタイトルは日欧文化比較です。日本と欧州、欧州をひとつくくりにするのは、範囲が広いような気もするのですが、宣教師であるポルトガル人のルイス・フロイスが16世紀に日本に来た頃は、ヨーロッパは現在のような国家というようなくくりはなくて、大きな一括りとなるものが、キリスト教という土台からの社会形成であったから、そう考えると日欧文化というタイトルは理解できるのではないでしょうか。

先ほど触れた、宣教師のルイス・フロイトが65歳、九州で最期を迎えたということですが、伝道活動中に多くの報告書を残し、ヨーロッパ人人と日本人間の生活や風俗の違い、当時の日本の政治や経済などについて客観的の記したそうです。この資料は1585年にまとめられ。40枚ほどの小冊子で、刊行されることなくスペインのマドリードに保管されていて、1946年に発見されてポルトガル語原文にまずドイツ語で訳されて、1965年に日本語訳され、1991年に岩波文庫から発刊されたとのことです。
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この本の中からS氏が興味のあるいくつかの文化比較をこのミニ・プレゼンで発表してくれました。例えば、日本人は1年に3回衣替えすること。教会と日本の寺院の間口の違い。興味深かったのは、当時ヨーロッパ人が全てのものを手を使って食するのに対し、日本では、男も女も子供の頃から二本の棒を用いて食べる。(注記:ヨーロッパでフォークを用いる習慣が始まったのは17世紀)
その他、何点か紹介してくださいました。

S氏がみにプレゼンに着眼点はいつも面白く、是非私も読んでみたい本だと思いました。


次にS女史のミニプレゼンです。どう女史も読書家でいらっしゃいます。101.pngそして毎回興味深い本を紹介してくださいます。今回は世界地図に3つのピンポイント、舞台となる国です。先ずはスペイン。ピカソの描いた『ゲルニカ』は有名です。こちらは第二次世界大戦のナチ占拠の時で、反戦を訴える作品です。このゲルニカに関して、触れたいことがあります。今日BBCのニュースをみましたが、シリア情勢に関する大きな報道がされていました。シリアの内戦にはイランやロシアの支援のもと、アサド政権が今も続いています。でも内戦は悪化するばかり。今日、合衆国を中心に、この内戦に介入することに可決されたのですが、もし、アメリカ側が関わったらロシア側は報復するかもしれないと伝えました。メディアは少々緊迫した状態になっています。第二次世界大戦では、広島と長崎が被爆しました。第二次世界大戦終結の後の70年余りが経ちましたが、ここ数年、不穏な空気が流れています。森友・加計問題ばかりに焦点のあたる日本のマスメディア。政治家もいかにあしひっぱりをしていくか・・・。もう少し、世界の情勢にも目を向けて、日本のすべきことを世界にアピールしてもらいたいものです。
さて、愚痴はこの辺にして・・・。118.png
S女史のおすすめ本をまとめて紹介しましょう。
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こちらはインドに関連すること・・。
最後に日本は、
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『百年泥』と『おらおらでひとりいぐも』に関しては両方、芥川賞受賞作品です。

Y女史は『名古屋城』についてお話しをされました。名古屋城は徳川家康が天下統一の最後の布石として築いた城です。2009年から着工した『本丸御殿』の復元が今年度終わり、『天守閣』が今年の5月より木造復元事業に伴う調査及び工事が始まるということです。(2022年に終了予定。) 天守閣は木造建築で、慶長20年(1615年)初めに完成したお城、オリジナルではないのですが、1750年代に宝暦の大修理が行われました。名古屋大空襲(1945年)によって大部分を焼失し、戦後に天守などが外観復元されています。
地元では、大阪城。そして、姫路城に、松本城・・・、正直Y女史の紹介までは名古屋城については皆無149.pngだったのです。次回は大阪ー東京間で一度名古屋に下車して、是非、名古屋城に訪れたいと思います。様々なイヴェントも行われているようです。名古屋城についてはこちらをクリック。
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最後に、体験者の方にも即興トークをしていただきました。東京出身の方でいらっしゃいます。お仕事の関係で大阪にお住まいなのですが、こちらに住むようになってから、歴史探索が増えたそうです。関東はやはり江戸時代からの文化。関西は京都や奈良という立地的理由上、歴史に関する関わりを日々の生活で感じられるそうです。なかなか、興味深いコメントでした。


いつも興味深いミニ・プレゼン。今回もとても有意義な講座となりました。次回はゴールデンウイーク明けの5/10が講座日となります。174.png

Have a lovely ''Golden-week'' holiday and see you on the 10th of May.

(T.M)







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by connection-eigo | 2018-04-11 22:59 | プレゼンテーション

朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』Feb.1 2018

2月も半分が過ぎようとしています。2月1日は朝日カルチャーセンター中之島教室にて、月1回の講座がありました。この日は節分前だったので、2つの鬼さんのお目見えです。
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そして今日机の上に並んだ、お菓子はこんな感じです。いつも本当にありがとうございます。101.png
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4日に、立春を迎えたのですが、立春とは名ばかりで、寒い毎日が続いています。155.png寒い寒いと言っても、大阪の寒さはまだまだ。福井県から石川県にかけては38年ぶりの大雪となり、交通がマヒしました。今冬は本当に寒波が続きます。どうぞ皆さん、体調を崩されないよう御自愛ください。

さて、2月の受講生の方のミニプレゼンを紹介します。👺

スタートは、M氏です。タイトルは『大阪にある日本で一番の6箇所について』。皆さんはいくつご存知でしょうか?
天王寺にある四天王寺は日本で一番古い寺院。聖徳太子建立七大寺の一つと言われていて、日本書紀には推古天皇元年である593年に建立が開始されたと記載されているそうです。173.png
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大阪モノレールに乗ったことはありますか?豊中市にある大阪伊丹空港から門真市駅間の14駅、長さは28kmを結び、2011年に中国の重慶モノレールが開通するまで世界一のモノレールでした。勿論、今の所、日本一長いモノレールです。
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堺市大仙町にある大仙陵古墳は仁徳天皇陵とも言われています。日本では一番の規模を誇る巨大古墳。クフのピラミッドと秦の始皇帝陵と並び、こちらの前方後円墳を入れて、世界三大墳墓と称されいるそうです。
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琵琶湖から流れ出る唯一の河川は淀川。瀬田川、宇治川、淀川と名称を変えて、大阪湾に流れ込んでいます。滋賀県、京都府そして大阪府を流れる淀川水系の一級河川の本流です。支流は965本あり、これは日本一だそうです。
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吹田市千里万博公園にあるエキスポシティの360℃シースルー観覧車『レッド・ホース・オオサカ・ホイール』は日本で一番の高さで、全高約123mがあるそうです。2番目は東京は葛西臨海公園にある117mの観覧車だそうです。
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大阪人なら知っている天神橋筋商店街。私が小さかった頃、祖母に連れられて時折、買い物に連れて行ってもらった記憶がかすかに残ります。大阪市北区にある商店街でなんと江戸時代から続く、大阪商人の台所です。南北約2.6kmという日本で一番長い商店街で、天神橋一丁目から七丁目まで続きます。商店街には約600店舗が軒を連ねているそうです。今では街の風景はコンビニや大型ストアがあたり前の光景となりました。そんな中で、商店街に活気があることは、嬉しいことです。残念ながら、商店街の中に連なるお店もほとんどがチェーン店で、個人商店が少なくなってきています。
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付け加えて、1月31日の皆既月食について、お話ししてくださいました。皆さんはご覧になりましたか?私は仕事の移動中に18:10頃、お空に浮かぶまん丸なお月さんを見つけました。この皆既月食は20:48頃から日をまたいだ2/1の0:10ごろまでみることが出来たそうです。私の受講生のお一人の方で写真を撮るのがとても好きな方がいらっしゃいます。時間ごとに写真におさめていましたが、本当に赤銅色に染まった何とも神秘的なお月さんでした。次回の皆既月食は7月だそうです。
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次はS氏のミニプレゼンは『いただきます』です。同氏が述べられたように、子供の頃、親から、食事の前に手を合わせて『いただきます』と言いなさいと教えられました。お米を作ってくれたお百姓さんに感謝しなさいとS氏も教わったそうです。付け加えて、私がよく母に言われたのは、『一粒のお米に7つの神さんがいてるから、大切に残さず食べなさい』と。今だに、鮮明にその事を覚えているので、どうしても完食できない時は、ごめんなさいと、一言謝るのが、習慣になっています。

S氏の調べたところによると、『いただきます』は出された料理を食べ始める時の挨拶の言葉で、『もらう』の謙譲語、または、食べる、飲むの謙譲語・丁寧語。『いただく』という言葉は元来、頭上に載せる動作を示す言葉であったそうですが、目上の人から物を賜る時に、それを高く掲げ、謹みや感謝を表現して受け取ったことから『もらう』を意味する謙譲語となったそうです。食べ物をいただくという場合は、改まった場である神の前は貴人の前で、同じものを食する時に言ったそうで、元々は食事を頭か額にまで掲げていたと考えられれいるそうです。大木尚順氏は浄土真宗本願寺派の僧侶で、『訳せない日本語〜日本人の言葉と心〜』を著しました。その中では、『私たちは常に様々な命に支えられて生かされている。すなわち、他の命を奪う。そこから感謝が生まれてくる。あなたのいのちを奪ってしまい、申し訳ありません。有り難く''いのち''を頂戴します。』と説明しているそうです。
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ネット上のアンケート調査によると、食前に『いただきます』という人は93%で内、合掌している人は64%との事です。欧米においても食前の挨拶として、Bon appetit! (フランス語), Gutae Appetit! (独語)があるが、直訳は『良い食欲を』と、これから食べようとする相手へかける言葉になります。さて、英語では、これと同じような表現はあるのでしょうか?S氏はwebで検索されたところ、UKではEnjoyといったニュアンスの言葉を使ったり、フランス語であるBon Apetit!を借用語として使っているそうです。個人的な意見ですが、いただきますは素敵なmagic wordですね。177.png


Y女史のみにプレゼンは『人間国宝』についてです。先月、坂東玉三郎の歌舞伎を観にいかれ、感慨深い時間を過ごされたようです。玉三郎が演じる花魁は優美で、浮世絵の版画から出てきたような人間に思えない様であったそうです。また着物もとてもアーティスティックで、息を呑み込むばかりのシーン。坂東玉三郎さんは、ご存知の通り、人間国宝で、英語で訳すると、''a living(human) national treasure'' 正式には「重要無形文化財」の保持者と言うそうです。人間国宝という呼び方は、1995年に初めて31人が選ばれたとき、毎日新聞が記事の見出しに「人間国宝」と書いたためのが始まりと言われています。現在では、「重要無形文化財の保持者」よりも、「人間国宝」の方が一般的に馴染み深い言葉になっているようです。人間国宝に認定されると、200万円が、国から毎年支給されるそうです。私は狂言が好きで毎年2回は公演を観に行くのですが、野村万作さんの狂言がとても好きです。同氏がはじめ人間国宝であると知らずに狂言を初めていた時、なんとオーラがあるというか、演技に釘付けになったことを覚えています。後で人間国宝である事を聞いて、妙に納得してしまいました。日本には多く、これからも残していかなくてはいけない文化が数多くあります。どんどん本物の芸術に触れて言ってもらいたいものです。
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これは雑話になるのですが、M氏が人間国宝というと!『となりの人間国宝さん』について触れられました。朝関テレで9:50から放映しているよ〜いドン!という番組の中でこのとなりの人間国宝さんがあるのですが、毎回関西地区の様々な場所や人を紹介すると言ったものです。関西地区だけの放送となるのですが、関西ではかなり定着してきている番組です。164.png

最後はS女史です。なんと、私を含め、受講生の方皆さんに自筆の詩を書いてくださいました。
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サミュエル・ウルマン(Samuel Ullman)は、アメリカの実業家・詩人・人道主義者で、彼の名は詩 "Youth"「青春」あるいは「青春の詩」と訳される詩でよく知られています。1840年にユダヤ人両親のもとでドイツに生まれた。1851年にアメリカに移住。ウルマンは引退後、多くの時間を手紙やエッセイや詩の執筆に注いたそうです。彼の詩や詩的なエッセイは、愛、自然、信仰、あわただしいライフスタイルの友人、そして「若く」生きることといった、さまざまな題材を扱っていて、青春の詩は有名です。ポジティブなメッセージを受けたS女史であります。

YOUTH
Youth is not a time of life; it is a state of mind; it is not a matter of rosy cheeks, red lips and supple knees; it is a matter of the will, a quality of the imagination, a vigor of the emotions; it is the freshness of the deep springs of life.

Youth means a temperamental predominance of courage over timidity of the appetite, for adventure over the love of ease. This often exists in a man of sixty more than a body of twenty. Nobody grows old merely by a number of years. We grow old by deserting our ideals.

Years may wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles the soul. Worry, fear, self-distrust bows the heart and turns the spirit back to dust.

Whether sixty or sixteen, there is in every human being's heart the lure of wonder, the unfailing child-like appetite of what's next, and the joy of the game of living. In the center of your heart and my heart there is a wireless station; so long as it receives messages of beauty, hope, cheer, courage and power from men and from the Infinite, so long are you young.

When the aerials are down, and your spirit is covered with snows of cynicism and the ice of pessimism, then you are grown old, even at twenty, but as long as your aerials are up, to catch the waves of optimism, there is hope you may die young at eighty.

こちらが日本語訳です:

青春
青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。
(作山宗久氏による日本語訳)
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とても素晴らしい詩であると思います。私が思うに日本では若いことが、とても肯定的で、老いは、どうも、ネガティブに見られがちです。一方で少子化が進み、高齢化社会に突入しました。今や100歳人生をどう過ごすか?なんて言われています。年齢を増すごとに、若い時を振り返って少々難しいな、と思うことも増えてきますし、もどかしく思う事もあるかと思う事もあるのですが、年齢を重ねるごとに、若い時に気づかなかった事に、目を向ける余裕ができてきたと思います。常に、好奇心を抱き、学びを忘れないことが、若さの秘訣であるかもしれません。若さはきっと、外見を若づくりすることではなく、内面からの、美しさだと思います。この詩が触れているように、20歳だろうと人は老いる。80歳であろうと人は青春の中にいる。いい表現であると思いました。174.png


来月は3月1日が講座となります。その頃になると桃の節句も間近ですね。179.png178.png
この寒さも後もう少しの辛抱です。





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by connection-eigo | 2018-02-12 01:06 | プレゼンテーション

朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』Jan.11 2018

早いもので1月も下旬を迎えました。昨日22日月曜日は、寒波が関東地方を襲い、雪がみるみる間に積もり、雪景色となりました。4年ぶりの大雪だそうです。私の息子が神奈川県に住んでいます。送られてきた写真がこちらです。176.png150.png
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大阪ではなかなかここまで積もることがないので、初めての体験のようで、びっくりしたようです。関西地方も昨日の晩から空気が冷たい日が続きます。明日24日はこの冬の一番冷え込む日となりそうなので、ご自愛下さい130.png

さて、本題に入りましょう。今年2018年初『英語で学ぶ日本語文化』。2週目の11日に講座がありました。11日はえべっさん最終日。前日の10日がシトシト雨が降り、寒い日となったので、神社に御詣り行く人も少なく、この11日が混み合ったようです。

さて、いつものように、様々なお菓子が机を飾り付けてくれます。1月はやはり『花びら餅』。お茶では初釜に戴く和菓子です。白い生地のお餅にうっすらとピンク色がほどこされ、新春を感じさせる和菓子です。S氏が毎回旬の和菓子を持ってきて下さいます。
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他にも、顔がほころびるお菓子が並んでいます。受講生のみなさん、いつも有難うございます113.png

S氏のミニプレゼンは『日本の山岳信仰 - Mountain worship in Japan』日本には多くの山々からなっている島国です。古代から日本では、山からの恵みの恩恵を受け、一方で火山などのような、自然のもたらす破壊から畏怖・畏敬の念から、山は神が鎮座する場所とされ、神や温霊が宿る、あるいは降臨する場所と信じられ祭祀が行われてきました。
私たちは神社にある本殿でお詣りをします。なんと日本最古の神社である大神神社では、本殿を設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して三輪山そのものを神として拝むそうです。

山に登った霊魂は一定の歳月が経つと自然に神の地位へと上昇し、神は季節に応じて今度や里に降りて来るとのこと。秋の収穫を終えると山に帰る・・・。これが田や神の年神となり、里に定着すると氏神や産土神になるということ・・。興味深いです。

仏教が伝来する前、古代日本ではまさにこの山岳信仰が存在していました。また日本は農耕民族であったということが、大きなポイントとなるのではないでしょうか。仏教伝来以来、仏教は大陸とは少々違う、日本という土壌に合う宗教観が生まれました。(そんな中、四季折々に行われる節句の由来は中国ですが・・。)日本の仏教信仰においても人が亡き人になると、四十九日、三回忌
七回忌・・・五十回忌といった亡き人を偲ぶ法事が執り行われます。今回のS氏のミニプレゼンでありましたが、人は歳月と共に自然の神の地位へと上昇する。または祖霊になると言われています。自然は恵みをもたらし、また脅威にもなる。S氏は修験道にも触れられました。修験道とは、日本古来の山岳信仰を中心にしつつ神道、仏教、道教、陰陽道などが習合し確立された日本独特の宗教です。修験道の実践者を山伏と言います。明治時代になってかなりの山伏がいなくなったと聞いたことがあります。吉野山から大夆山系を経て、熊野本宮大社に至る80キロの道が修験道の修行の道になっているそうです。

便利になったこのご時勢、インターネット一つで様々な情報をゲットすることができます。一方で競争化は進み、均一化する社会。あまり自分の色出せないのかもしれません。これ決して、日本だけではないと思うのです。格差社会はどこでも見受けられます。SNSの産物でしょうか?世界的に寛容性がなくなってきています。
そんな時代だからこそ、人は何処かで拠り所を求めているのかもしれません。山に登ってみたり、神社やお寺詣りをしたり、などなどどこかに所属するのではなく、おもむろにふらっと出掛けるのはいいことかもしれません。


次にM氏のミニプレゼンです。童謡が生まれてどれぐらいになると思いますか?なんと100年だそうです。150.png タイトルは『童謡が生まれて100年(童謡誕生100周年)です。1918年7月1日に童話や童謡を創作するための文芸雑誌『赤い鳥』が発刊されたそうです。この文芸雑誌が創刊されて満100年。大正7年ですから、もし私の亡き祖母がもしまだ生きていたら大正4年生まれなので、103歳ぐらいでしょうか?

『赤い鳥』は日本を代表する優れた、詩人や作曲家の多くが参加し、またここで多くの童謡が生まれたとのこと。いつの時代にあっても童謡は、自然を大切にし、全ての生き物を思いやる優しい『心』が歌い込まれています。私も小学生の頃は童謡を沢山歌った思い出があります。M氏曰く、今、自然環境、社会環境は著しく変化し、私たち人間は心の豊かさを見失ってきていると・・・。今はあまり学校でも童謡を歌わないと聞きました。これは私の意見なのですが、今の日本の教育には賛同できないということです。歴史に文学、哲学、そしてや音楽などのような教科から学ぶ情操教育を軽視している事です。目先の損得が重視される社会、仕方ないのかな? しかしながら、残念ながら、今の日本の教育は目先だけのものとなってきています。もっと心を豊かにする教育をはぐんでいきたいものです。138.png


S女史のミニプレゼンは年末の『天声人語』を紹介して下さいました。年末の起った出来事を覚えていらっしゃるでしょうか?まだ1ヶ月前のことです。日本では、相撲業界の話でもちっきり!(今もですが・・・。)S女史がピックアップした天声人語は、12/23はやはりクリスマスの話題でしょう〜!次に、中東和平とトランプ大統領。US大統領の発言により、すでに10名のパレスチナ人が命を落としました。妄動・妄言なければ失われなかった命。
次にはチャールズ・チャップリン。12/25、喜劇王チャップリンが没して40年。笑いでファシズムに立ち向ったコメディアンでした。時代を痛烈に皮肉りながら人間という存在に最後まで信頼を置いたチャップリン。さて、グローバル化が進み、均一化が進む中、コンセンサスばかりが一人歩き。人間という土臭さが行けていないこの時代、人間が機械化してきているのだろうか。まさしくAI。人間のコンピュータ化。しまいにAIが人間を支配する時代がやってうるかもしれません。チャップリンがもしこの時代に生きていたらどう思うのだろう。天声人語はあと二つ続きます。イーグルス『ホテルカリフォルニア』。結論を述べると、時代が進むごとにイントロが短くなっているらしい。確かにホテルカリフォルニア、イントロが長かった。さて、文化論として、これはどういう意味が含まれているのでしょうか? 最後は『ロケットマン』。誰のことでしょう?核とミサイルの開発。もうお分かりでしょう。『小さなロケットマン』と命名したのも誰かはお分かりでしょう。年末は核戦争になるのか、などなどかなり緊迫した情勢でしたが、現在は平昌オリンピックを控えて小康状態を保っています。

最後はY女史。年末の大晦日は神社前で晦?されたそう・・。地元の神社にお詣りされたY女史、23:00ごろに神社に到着するや、かなりの行列だったそうです。私も1日の日中に地元の神社に初詣に行ったのですが、いつも以上の行列でした。お天気も良かったからでしょうか。あとひとつ気付いたことは、ワンチャンを連れてる方が多かったこと。さすが戌年です。
Y女史の、ミニプレゼンは、ある、海外の女性が日本語と文化を学ぶにあたりエッセイを執筆された本を読んで、その反対として日本人が英語を習得するにあたりご自身のご経験をお話しされました。よく日本における英語教育について議論されます。どうして日本人は英語が話せないのか?ということも議論されています。昔、授業で学んだ英語、日本の教育機関で習得した英語を話して、アメリカ人の人に、そんな表現はないよ〜と言われた。そう言われちゃうと、急に英語を話すということに、これが合っているのかどうか自信無くして、''Perdon?'' '' Sorry, I don't I understand what you mean,''なんて言われたもんなら、自分の英語が全否定されたようで。こんな経験ありませんか? 言語は多様化しています。ふた昔前、もっと以前は英語イコールアメリカンののりでありましたが、時代は変わっています。英語を母国語とする以外の国や地域でも英語がコミュニケーションのツールとして使用されています。ネイティブ同士でも、国や地域が変われば、通じない時もあります。正直、日本語を話していて通じない場面が多々あります。やはり自身の経験、ドラえもんのようなポケットを増やしていくことでしょうか。日本における英語教育もこれからどんどん変化していくと思うのです。が、それにはブレない教育育成が大切かもしれません。

次回の講座は2/1 です。立春間近となりました。春はもうすぐそこです。改めて今年も宜しくお願い致します。 (T.M)


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by connection-eigo | 2018-01-24 00:29 | プレゼンテーション

朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』Dec.7.2017

大晦日の日ようやく『英語で学ぶ日本文化』講座の受講生の方のミニプレゼンをアップすることが出来そうです。28&29日は寝込むまではいきませんでしたが少々体調を崩してしましました。大事に至らないように、いつもよりゴタゴタせず、すごい睡眠を取り、昨日からまたフル活動しています109.png109.png

12月に並んだ旬のお菓子と果物です。
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いつも美味しく戴く旬の食べ物。いつも皆様感謝感謝113.png

S女史は『安藤忠雄の建築物』について。安藤氏は建築家として有名な方。24歳の年に世界を旅されました。1969年に大阪に戻り、安藤忠雄建築研究所を設立し、個人住宅を多く手がけたそうです。1970年代中旬に「住吉の長屋」で有名になり世界的に評価を得ました。
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今では普通に見かけるコンクリートの建造物、当時は革新的だったと思います。彼の凄いのは、独学で建築を学日、建築設計事務所でのアルバイトを経て、建築士試験に合格したこと。150.png
偶然に11月頃、安藤氏がテレビに出演されてらっしゃっているのを拝見しました。東京は国立新美術館開館10周年の安藤忠雄展―挑戦―が開催されていたことにちなんでの番組だったかと思います。こんな言い方は失礼ですが、正直な感想、バリバリの大阪のおっちゃんでした。でも彼の感性や発想力が月並み外れていることが話の中から伺えました。司馬遼太郎の記念館も安藤氏が設計したということで、是非来年は訪れて見たく思います。私が好きな建造物の一つは、光の教会です。
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フォルムがとても美しいです。何点か彼の作品を紹介してくださいました。ミニプレゼンをされたS女史、この講座の後に安藤忠雄展に行かれるとおっしゃっていたので、1月のミニプレゼンが楽しみです。その時に詳しく、blogとして紹介していきます。他の受講生の方に安藤忠雄氏の建築家について尋ねてみました。賛否両論でした。あまり・・とおっしゃった方の理由として、一つ挙げられるのは実用さに欠けるとの事です。最近私が訪れた安藤忠雄氏作品の建物は、兵庫県立美術館です。
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次にY女史のミニプレゼンです。
近頃講座では、二十四節気にプラスアルファし、仏像を英語で説明すると?といったような読み物を入れています。お寺に行けば目にする仏さん。何気にみてるけれども如来と菩薩の見分け方とかは皆さん説明できるでしょうか?しかしながら近頃仏像が人気あるのですよ。Y女史も最近日本の仏像に興味を持っていただけたようです。10月に興福寺を訪れ、しっかりと仏像を拝観されたようです。興福寺は多くの『国宝』『文化遺産』が保存されています。最も有名な一つの仏像は阿修羅さんではないでしょうか。
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中性的ではありながら、どこか少年のような、お顔をされています。実物の仏様は誠に迫力があり美しいです。興福寺のホームページには詳しい情報が盛りだくさんです。ご興味のある方はこちらをクリックして下さい。

次にS氏、タイトルは『戌・犬』Dogです。さて、明日は新年を迎えます。十二支の干支は、Dogです。十二支の干支に登場する動物はそれぞれ異なる特性 (キャラクター)を持っていて、同じ干支に生まれた人はその特性を共有すると言われています。さて、戌年生まれの人のキャラクターは?とても誠実で義理人情に厚いと言われているそうで、また優れたリーダーになる素質があるとのこと。私の周りに戌年生まれの人いるかな?と思い起こす。どういうわけか、あまり思い当たらないことに改めて気づく・・・。119.png

S氏は戌にまつわるいくつかのことわざを紹介して下さいました。そして、忘れてはいけません。忠犬ハチ公はとても有名です。最後に初めて知ったこと・・伊勢詣でをした犬のことです。「犬の伊勢参り」(平凡社新書)仁科 邦男著によると、
最初の犬の伊勢参りは1771年犬が伊勢神宮に参拝したという記録が残っているということです。伊勢神宮では犬は不浄な動物で神宮に立ち入ることが出来ませんでした。しかしこのワンちゃん、本宮前の広場で拝礼の伏せをしたので、神官たちはこれは普通の犬ではない、ということで、犬をいたわりお札をくくりつけたあげたそう。
江戸時代には、伊勢神宮に参拝する「おかげ参り」が盛んになったそうです。なんと、犬だけで伊勢神宮まで無事にお参りして返って来るケースもあったそうです。犬の主人は犬の首にしめ縄などでお金を入れた袋をぶら下げて送り出したそうです。この姿を見た人はおかげ犬だとわかるので、餌を与えたり、宿泊させてあげたりしたそうです。無事に帰宅した犬の首にはお参りの証としてお札たついて痛そうです。明治になって伊勢参りの犬がいなくなったのは、そまで日本では、地域で飼っていた里犬が一般だったのが文化開花によって、犬は個人が管理するものとなり、このようなしきたりがなくなったそうです。ご興味のある方はこちらの本如何でしょうか?
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最後にM氏のプレゼン、・・。いや、この度はプレゼンというよりかはクイズでした。10月28日の日経の記事からです。
私は0点でした。149.png成績優秀者はS氏です。

1. 和牛には4種類あるが、そのうち、黒毛和牛は何%程度か? ① 9% ② 63% ③ 38% ④ 8%
2. 国産豚肉が売られているが「三元豚」が占める割合は? ① 75%以上 ② 55% ③ 35% ④ 15%以下
3. 生きた豚を100とすると精肉になる割合はどれぐらい? ① 44% ② 54% ③ 64% ④ 74%
4. 牛肉商品量が最も多い都市は?    ① 新潟 ② 和歌山 ③ 名古屋 ④ 宮崎
5. 牛ヒレ肉について間違っているのは?  ① ヒレの語源はフランス語 ② 最も動かないところが筋肉の部位
                ③ 一頭の牛からたった30%しか取れない ④ ヒレはテンダーロインとも呼ばれている。
6. 牛肉の格付けを決める基準でないものは? ① 肉の質''きめ細かさ'' ''食感'' ② 味 ③ 赤身と脂身のバランス
        ④ お肉への工程(処理)へのパーセンテージ。
7. 食べて運動した時脂肪燃焼効果が最も高いのは?  ① 牛肉 ② 豚 ③ 鳥 ④ 当てはまらない
8. 明治時代に「肉が滋養に良い」との推奨者は誰?  ① 森鴎外 ② 福沢諭吉 ③ 北里柴三郎 ④ 伊藤博文
9. 豚は生後何ヶ月で出荷されるか?  ① 6ヶ月 ② 12ヶ月 ③ 18ヶ月 ④ 24ヶ月
10. 牛タンの輸入量は国内生産量のおよそ何倍?  ① 2倍 ② 5倍 ③ 10倍 ④ 25倍

英語文は割愛させていただきました。あしからず。

さて、プレゼンの凄いところは、どんなテーマを発表することをまず考え、それから、英語で発表するにあたり、文章を色々と構築して行きます。聞き手にどう分かりやすく話すか?ということも工夫の一つです。
聞き手も視野が広がります。自分だけの勉強だとどうも自身の興味のあることしか学習域が広がりません。知識があまりなくても、プレゼンターに質問したり、また、自身の疑問や意見をその場で即興で伝えることが大切です。自分に興味のないことは、見ざる・聞かざるではなく、まず、ほんの少し聞いてみるということが視野の広がりになってくるのかもしれません。こちらの講座と違う講座「フリートーク」(産経学園)でプレゼンテーションという趣旨で講座を担当しています。講師としての立場でありながら、実は、私が多くの事を学んでいるようにいつも思います。
今年も有難うございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。


来年は1月11日が初講座となります。
良いお年をお迎えください。177.png


クイズの答え:1. ① 2. ① 3. ① 4. ② 5. ③ 6. ② 7. ① 8. ② 9. ① 10. ④

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by connection-eigo | 2017-12-31 19:07 | プレゼンテーション

朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本語文化』November 9th 2017

11月は実りの秋です。本日のクラス、机の上は、まさしく秋の時節にぴったりの食べ物で飾られました。
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畑で獲れた果物、干し柿や柿のジュースもあります。157.png 秋を代表する和菓子は亥の子餅。101.png 大阪ではあまり見かけることがないのですが、京都に行くと、この時期に出回る菓子です。他にもたくさん!アップルのパイ生地のお菓子もお目見え。169.png157.png

いつも皆さん有難うございます。

さて、11月7日に立冬を迎え、暦の上では冬の始まりです。今年も残すところ2ヶ月を切りましたが、街はもうすでにクリスマスモード1色です。Thanksgiving(感謝祭)もまだなので、もう少し晩秋の余韻を楽しみたく思います。

さて、受講生の方のミニプレゼンを紹介していきます。

本日はS女史からスタートします。169.png 夏目漱石が大好きな同女史。天理大学附属天理図書館で、夏目漱石の展覧会があったので、足を運ばれました。こちらの図書館は、稀なる文献資料を所蔵しているとのことです。漱石が正岡子規に送った手稿。漱石の達筆は見事なもの。明治23年に漱石と子規は第一高等中学校本科を共に卒業した後、同年に帝国大学を入学、漱石は英文科、子規は哲学科へ。親友であった二人は手稿を送ったりしていたのですね。
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最後にゴッホについてもS女史は触れられました。フランスと日本。この当時は遠い遠い存在であります。でも同じ時期に芸術家同士に類似しているところがあるようです。正岡子規と夏目漱石が52日間ともに暮らした松山の愚陀仏庵。ゴッホとゴーギャンも同じぐらいの時期に、同じくらいの期間で共同生活をしています。でもゴッホはしかしゴッホは、ゴーギャンとの共同生活で、精神を病んでいき、自らの耳の一部を切り取って入院して退院から2ヶ月後、麦畑で拳銃自殺をしました。
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話は変わりますが、先月ノーベル文学賞、カズオ・イシグロが受賞したことをお話ししました。日の名残りを早速読まれたということで、感想を尋ねました。とても気に入られたようです。157.png カズオ・ワールドの描写は本当におぼろな印象派の絵のような感じです。S女史、映画の描写もとても美しいです。機会があれば是非、ご覧ください。174.png

次にM氏のミニプレゼンです。11月1日の日本経済新聞の夕刊の記事より。出石蕎麦をご存知でしょうか?兵庫県は豊岡市にある城下町。『但馬の小京都』と言われているところで、お蕎麦で有名なところでもあります。私も約7年ほど前にこちらに立ち寄ってお昼でお蕎麦屋さんに入ったことがあります。なんと、40軒以上の蕎麦店が集まる関西屈指のそば処でもあるそう。発祥は江戸中期にさかのぼります。藩主の仙石政明が1706年に信濃国上田藩から但馬国出石藩に移動する時に、信州の蕎麦職人を一緒に連れてきたことに由来するそうです。蕎麦の実と皮を一緒に挽いたそば粉が使われているため、雑味があって味が濃く、色も黒っぽい。葱や大根おろし、山芋や鶏卵など色々な薬味を味わえるように、徳利にたっぷりので汁が入っている。こちらのお蕎麦、小皿5枚に小分けされているのが特徴です。さて、皆さんは何十枚のお皿のお蕎麦を平らげることができますか? 20皿以上のお蕎麦を食べた人はお店から証明のための木の札が贈呈されるそうです。ちなみにM氏は以前24皿のお蕎麦を完食されました。お蕎麦が大好きでほぼ毎週1&2回お蕎麦を食べます。久しぶりに出石蕎麦が食べたくなりました。

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最後にS氏のミニプレゼンです。『日本人の宗教人口』について。ハロウイーンにクリスマス、除夜の鐘に年が開けると初詣。先月から何かと行事ごとの多い季節となって来ています。S氏が触れられた通り、全て、宗教に基づく行事です。173.png 日本人は一般的に宗教に寛大(?)だと言われています。ハレの儀式は神道スタイル。キリスト教徒ではないけど、結婚式はキリスト教スタイルが主流です。反対に、不幸ごとについての儀式は仏教様式です。
日本人は宗教に熱心なのだろうか?と同氏が色々調べてみました。あるデータによると、日本人の宗教人口は1億8千8百万人、人口の148%。別のデータでは宗教を信じている日本人は28%、つまり7割の人は無信仰・無宗教となります。さて、この2つの矛盾はなんなのでしょうか?118.png どうも日本人の宗教人口については2種類の数値が公表されているようです。調査はふた通りあるそうです。まずは宗教教団に尋ねる。『あなたのところの信者は何人ですか?』 もう一つは個人に『あなたは何か宗教を信じていますか?』や『どんな信仰を持っていますか?』文化庁の宗教年鑑の数値、信者数1億8千8百万人は教団に尋ねる方法であり、数理統計研究所の国民性調査は個人に尋ねる方法によるものの2つであるようです。宗教年鑑で見ると、宗教別の信者数は、神道系が8,950万人、仏教系8,870万人、キリスト教系190万人、諸派、870万人。合計が1億8,800万人。神道と仏教の数値が大きな差異の主因であるようです。116.png 神道系の信者は氏子を基本としている。氏子とはつまり、その地域の住民の数。また初詣などの参拝者も信者数とする神社もあるよです。仏教系は信者数は檀家としての世帯数で把握されているのが基本のようです。
S氏のまとめのように、日本は初詣、お盆、お彼岸、七五三、結婚式、葬儀や法事、厄除けなど、季節や人生の節目に神社やお寺と関わりを持ちます。日本人が氏子としてまた檀家として神社やお寺の信者名簿として載るわけです。
初詣に行って手を合わし、お盆になると仏壇に手を合わし、墓参りにも行く、だからと言って、訪れた神社や寺院に何か特別な信仰を持っているわけでもない。お布施もしたりするけど、あまり意味がよく分からない・・。信仰心というよりも慣習に従っている。純粋なもしくは熱烈な信仰心を伴わない『行事』。これがどうも日本人の宗教文化、これらのことが日本の宗教人口の2つの数字にあらわれているという結論です。非常に、興味深いですね。101.png 私の経験ですが、ふた昔前にイギリスに住んでいた頃、体調不良で病院に診てもらいました。問診票に宗教を記入する欄があり、戸惑ったことがあります。そして、付け加えて、我が家には台所に神棚があり、また先祖の仏壇があります。S氏のこのミニプレゼンの解説のように、まさしく2つの宗教人口を物語っているようです。
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次回の講座は12月7日です。今年最後の講座となります。177.png





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by connection-eigo | 2017-11-11 22:41 | プレゼンテーション

朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本語文化』October 5th 2017

先週の10/5は月一度の朝日カルチャーセンターの講座でした。いつものごとく旬な菓子や話題で講座も盛り上がります。喧騒とした街に住んでいるとなかなか意識しない四季折々の移りゆく風情や行事ごと。でも、このような機会の中で、四季を意識できると、発見も沢山あり、生活にリズムができてきます。
今年の10月4日が中秋の名月でした。残念ながら雨が降ったのですが、6日が15夜でした。もちろんお月さんがキーワード。お月さんというと、兎さんでしょうか。
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和菓子も月見団子に兎さんをモチーフとした半生菓子が主流となります。写真に見えるは、もう一つの秋の食べ物です。S氏の畑で取れた栗。今年は実りよく大粒でございます。(昨年はイノシシとお猿さんに先に取られて収穫0だったそう。)
そのほか、数々のお菓子が机に登場します。いつもありがとうございます。この写真には写ってないのですが、私が選んだスイーツは栗きんとん

満月が美しいこの時期、ススキを供えます。でもなぜススキなのでしょうか?M氏のクイズです。ススキは稲の穂に似ているということからススキを用いるようになったそうです。なので稲の穂をお祀りしてももちろんこれはOK.
S氏は、収穫は太陽のおかげでもあるのに太陽でなくなぜ月なのでしょうか?という質問もありました。皆さんはどう思われますか?

本日はS女史もご参加いただけました。110.png
受講生の皆さんのミニプレゼンの前に10月の行事ごとについておひとりずつお話ししていただきました。10月は体育の日、秋祭りに、ハロウイン日本では10月は神無月と言います。これらのこと英語で説明できますか? 毎年していると皆さん、ベーシックな説明だけでなく、さらなる情報をプラスして説明できるようになります。

では、169.png ミニプレゼンの紹介です。169.png
M氏は『娯楽番組が消える日』というタイトルです。10月22日は日本で衆議院選挙が行われます。今でもどの番組ニュースもこの衆議院選挙についての討論会で持ちきりです。さて、この日は多くの放送局の番組が開票速報番組に変更します。そのため、娯楽番組がキャンセルになるので、多くの人はDVDをレンタルして楽しむそうです。近くのレンタル屋さんは忙しくなりそうですね。このミニプレゼンで思い出しましたが、10月は何かと地域でイベントの多い月で、大掛かりなイベントをすでに、計画していて、ポスターも案内関係も刷り上がり後、選挙が決まり、投票場所となるので、キャンセルが出たケースがあったところも・・・。

次にS氏は『国宝 National Treasures』についてです。歴史や美術館巡りがとてもお好きと察する同氏は京都で10/3から開催している特別展覧会についてミニプレゼンをされました。
最近書店に行くと、多くの国宝展に関する書籍が所狭しと陳列されています。S氏もご覧になりたい作品が展示されている時を事前に確認してから行かれるそうです。京都での国宝展は41年ぶりだそうで、建造物を除いた美術工芸品885件のうち移設展示できるもの210件が展示されるそうです。S氏がその中で見たいものは雪舟の絵、(国宝6展が全部揃う)、俵屋宗達の風雷神図、尾形光琳の燕子花図屏風、信貴山縁起絵巻、曜変天目茶碗(世界に3つしかない)、今昔物語集、福岡市で出土された、漢委奴国王の金印。私も是非この目で見たい展示品が沢山あります。
知らなかったのですが、御物(皇室の私有品)及び宮内庁管理の文化財は文化保護法による国宝、重要文化財、史跡、特別史跡などと指定の対象外になっているということです。従って正倉院宝物、桂離宮、修学院修学院離宮などは国宝の指定対象となっていません。
S氏は1990年に東京国立博物館で国宝展を見たので、27年ぶりだそうです。その時2時間まちだったので、今回も長い行列を覚悟して近日、京都国立博物館に赴かれます。こちらの特別展示会は11/26までとなります。詳しくはこちらをクリックください
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Y女史は『お金を入れる袋』について。まずY女史からの質問で始まりました。ご病気されている方をお見舞いするのには、どのタイプの袋を選びますか? 結婚式、赤ちゃんの誕生、七五三、入学祝いに卒業祝い、お年玉に今では盆玉。文具店に行くと、バラエティに富んだ袋を見かけることができます。決してめでたい行事だけでなく、御仏殿やお供として、またお見舞いとして多岐にわたって、お金を入れる袋を使います。水引きが蝶結びは赤ちゃんの誕生などの晴れごとの行事に。また結婚のお祝いには結び切りで熨斗(のし)のあるもの。さて、先ほどの質問でお見舞いの際にはどんな袋を用いいるのでしょうか?
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上のような袋が一般的となっているようですが、ある日、Y女史は友人に赤は使用しないほうがいいのでは?と指摘されたことがあるそうです。病気でも様々です。赤は基本目出度いこと。そうでない病気もあるのでは?と・・・。どういった配慮で袋を選ぶかも大切なことかもしれません。今では下のような袋が売られているのをよく見ます。
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基本的な決まりごとはあってもやはり、大切なのは、渡す方のお気持ちかもしれません。

最後にS女史です。昨年の今頃もノーベル賞についてお話しくださいました。1年はあっという間です。今年のノーベル賞についてです。昨年のノーベル文学賞はボブ・ディランでした。先週の木曜日のこの講座の時はまだ誰が発表になるかわかりませんでした。ちなみに今年のノーベル文学賞はカズオ・イシグロ氏です。イシグロ氏は世界でとても著名な作家で、日の名残りは映画にもなりました。描写がとても繊細で、池澤夏樹氏が新聞でも語っておられたのですが、懐中電灯一つで暗い道を歩くように全体の展望がないまま、どこを行き着くのかわからないまま歩を進める(略)その懐中電灯に照らされたおぼろな夜の町の景色は抽象絵画のように美しく見える。まさしくその通りで、私もイギリスにいる時にカズオ・イシグロ氏の本を手にしましたが、かなり難しくて途中でギブアップしたことがあります。映画で日の名残りをみましたが、20代の頃は今ひとつピンと来ず、でも、その後に改めて見ると、次第に味がわかるという映画だったように思います。この映画はアンソニー・ホプキンスやエマ・トンプソンが主演の大物俳優で、もう素晴らしい演技力です。描写も美しい映画でした。日本人での候補者は村上春樹氏でした。残念でした。
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もう一つ、S女史の関心は今年ノーベル平和賞の受賞者。あまり大きなニュースにはならなくて残念でしたが、今年受賞したのは、核兵器廃絶キャンペーン(ICAN)。核兵器禁止条約の採択に貢献したことが評価されたとのことです。

次回のこちらの講座は2週目の11月9日となります。
今回もとても興味深い講座となりました。有難うございます。177.png
(T.M)

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by connection-eigo | 2017-10-10 18:31 | プレゼンテーション

梅田産経学園『フリートーク』 September 15, 2017

前回、ダイジェスト版ということで、4月から9月第1週目の各受講生の方のプレゼンテーションを載せました。昨日はY女史の久しぶりのプレゼンテーションでした。2ヶ月ほど、スペインとポルトガルを旅されておられました。今回は、スペインはガリシアからポルトガルに移動された同女史。ガリシアはイベリア半島の西北に位置するところ。
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この赤いところに位置しますが、ガリシアといえば、① ガリシア語 ② シーフード ③ 白ワイン ④ 降水量の多さ だそうです。また、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、昔からの巡礼地であります。聖ヤコブの遺骸が祭られているため、古くからローマ、エルサレムと並んでカトリック教会で最も人気のある巡礼地で世界中から巡礼者が絶えないとのこと、Y女史曰く、今は、かなり観光地化されてているらしい。

ガリシアは人も親切で、食事もよく、一押しな場所でした。ガリシア語は、少し、ポルトガル語に似ているらしく、かなり聞き取れたということでした。Y女史の旅は、1週間や2週間ではありません。観光客のようではなく、現地に溶け込んで生活を楽しまれます。1週間だけだったらわからないこともあるのですが、長く滞在して、分かることも多いといいます。映画がとても好きなので、現地の映画は必ず行かれるそうです。サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、散策も楽しまれたようです。

今回は初めて長くポルトガルに滞在されたY女史でしたが、スペインととても近いのに、違うことも多いらしいとのことです。スペインは真上なののに、両国時差違いが1時間あるということを知り、驚きました。スペインはフランスと同じで、日本からは7時間違い。なんとポルトガルは英国と同じタイム・ゾーンでスペインより、1時間遅れだそうです。
今回の旅の目的はスペインだけでなくポルトガルでの長期滞在。短期間だけではわからないことが、良きも・悪きもポルトガルの旅で経験したことも多かったようです。

いつもライブリーなY女史のプレゼンテーション。私は是非、ガルシア地方に行きたくなりました。 

次のフリートークは9/29 です。  (T.M)

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by connection-eigo | 2017-09-26 15:09 | プレゼンテーション

朝日カルチャーセンター中之島『英語で学ぶ日本文化』Seeptember14th 2017

『英語で学ぶ日本文化』はいつも1週目なのですが、今月は、イレギュラーで2週目の14日となりました。所有のご都合で、S女史どうしても受講できないということで、わざわざご連絡いただきました。残念でした。お時間出来ましたらいつでもウエルカム101.png

さて、9月も中旬に入ると日が落ちるのも早くなりすっかり秋を感じます。この講座の前に、阪急百貨店のデパ地下を散策。お菓子もすっかり秋仕様です。野菊という名の和菓子。色が綺麗です。黄色は卵黄のあんペースト。初めていただきました。あっさりとほのかな甘み。
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若い頃は洋菓子が大好きで、あまり和菓子に興味を引かなかったのですが、近頃では、旬折々の和菓子に凝っています。半生菓子の出すこの色具合は絶妙です。
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そんな中時節に反して?まだ夏の菓子も健在です。水無月に似てますが、栗が織り込まれた秋仕様の菓子もお持ちいただきました。そのほか、黒柿などなど。
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前回、コラムで日本最古のお釈迦さんを紹介しました。M氏、その後、実際、このお釈迦がお祀りされている飛鳥寺を訪られました。それについてのミニプレゼンです。飛鳥寺は588年に蘇我馬子が発願し、596年に創建された日本最古のお寺。寺名は法興寺、元興寺、飛鳥寺(現在は安居院)とも呼ばれました。残念ながら、887年と1196年の2回による火災で、建築物は、17世紀と19世紀に渡って再建されたもの。室町以降廃墟化したこのお寺の、日本最古の飛鳥大仏は雨ざらしにあい、少々、ご苦労された感のある外見ではありますが、写真を拝見しましたが、とても独特感のある、貫禄溢れたお姿であります。この飛鳥大仏高さは3m、重さは15トン,かなりどっしりとされています。銅製の仏像で少し斜め右を向いたポジション。右から見ると、目尻と上がったきつい顔、左からは穏やかなお顔つき、なんとも珍しい仏様です。
大和三山と飛鳥寺散策、この日は12km歩かれたそうです。150.png
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飛鳥寺についての詳細はこちらをクリックください。169.png

次にS氏のミニプレゼンです。タイトルは『地獄と極楽 Hells and Paradise』です。
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1000年忌特別展「源信 地獄・極楽への扉」の特別展が奈良国立博物館で開催されていました。地獄にとても関心があったS氏の今回のテーマがこちらです。往生要集の著者、源信は、恵心僧都と尊称され、奈良で生まれ、比叡山で修行した平安時代の僧侶で浄土教の基礎を作りました。往生要集は極楽浄土のマニュアル。往とは極楽浄土にゆく事。生とはそこに化生ことで往生要集は人間が生前の行いによって輪廻する6つの世界(六道)について具体的に説明されています。
日本の仏教では死後、人間は三途の川を渡り、7日ごとに閻魔を始めとする十王の7回の裁きを受け、最終的に最も罪の重いものが地獄に落とされます。地獄はその罪の重さによって服役すべき場所が決まっていて、服役期間を終えたものは輪廻転生によって、再びこの世界に生まれてくることができるとされます。
昔、私が小さかったころ、嘘を言うと、閻魔さんに舌抜かれるよ。とか色々なことを祖母から言われたようなことを思い出します。

興味深いのは同じ日本で信仰されている、神道は、死後の世界として黄泉の国はあるけれども地獄はありません。古代インドの民間信仰である、死後の世界の思想が中国に伝播して、道教などと混交して仏教伝来の時に日本に伝えられたのでしょう。特に、平安時代の末法思想が流行してからだそうです。最後の審判とは、ゾロアスター教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が共有する終末論的世界観であり、世界の終焉後に人間が生前の行いを審判され天国か地獄行きかを決められる信仰です。システィーナ教会のミケランジェロによって描かれた『最後の審判』はとても有名です。
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話が少々それますが、私のプライベートの生徒さんで、哲学を題材にして英語の学習をされています。先週のトピックがまさしく、死生観で、ギリシャの哲学者たちは、まさしく様々な方角から死の後について論じあっていました。これは、生きている間は今も謎なわけです。112.png

この奈良国立博物館の特別展は終わりましたが、龍谷ミュージアムにて『地獄絵ワンダーランド』(京都・西本願寺前)で11/21まで展示されています。こちらは見た感じイラスト間満載な感じですね。
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詳しくはこちらをクリックください。

Y女史のミニプレゼンは『自分でやります。''I'd rather do it myself''』ある日、駅の切符販売機の近くで、''I'd rather do it myself!''という叫び声がを耳にしたというY女史。自分で頑張って切符を購入したい、海外からの観光客。日本人の人が手伝おうとして、それが、少々お節介になってしまったのかもしれません。グループツアーでなく個人旅行で来ている人たちは、地図やスマホをを片手に色々駆使されています。確かに時折、見かける光景なのですが、欧米人の人を見ると、とにかく英語で話しかけようとする日本の方を見かけます。一方で、英語は話せないからもう喋りかけないでモード満載の方もいらっしゃいます。様々です。Y女史は違う側からも見てみました。I'd rather do it myself...これってちょっときついのかな〜。違う断り方はなかったのかな〜と。考えた日だったそうです。言葉は奥が深いです。

最後に、今年の中秋の名月は10月4日で、正しくは10月6日が十五夜。十五夜の秋の七草はすすき・なでしこ・ききよう・くず・はぎ・ふじばかま・おみないし。春の七草は食べられる草ですが、秋の七草は観賞用のみだそうです。

次回の英語で学ぶ日本文化は10月5日です。101.png

明日、日曜日は台風18号が関西地方に上陸予定。お気をつけて。176.png176.png (T.M)

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by connection-eigo | 2017-09-16 15:31 | プレゼンテーション

梅田産経学園『フリートーク』April 21st - September 1st 2017 ダイジェスト

9月になりました。東日本の南海上の台風の影響のためか、ここ二日間ほど、涼しい日が続いています。
9月に入ると、さすがに秋を感じる時節となりました。

さて、昨日の9月1日は梅田産経学園での『フリートーク』の講座がありました。前回、プレゼン内容をアップしたのは、4月7日でした。早いもので、約5ヶ月の月日が経ちました。

今回もダイジェスト版です。101.png

4月21日は S氏のプレゼンテーション。『わさび&スパイス』についてです。スパイスは、遠い昔から、使われています。古代エジプトではすでに様々な種類のスパイスが使われていてその数なんと800種類以上だとパピルスに書かれているそうです。わさびは飛鳥時代に遡るとも言われているそうです。スパイスにまつわる歴史についてお話されました。
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5月19日はK氏。昨年西国三十三所の巡礼の旅をされました。最後は高野山です。高野山は真言宗、空海によって平安時代に開かれた大乗仏教の宗派。この時代の日本の宗教の歴史を見ると興味深いのが、元々はもっと名が知れていた最澄、天台宗を開いた僧で、二人とも遣唐使として、中国に渡っている。同じ時代に生きたこの二人の僧、帰国してから空海と最澄の関係について着眼したプレゼンテーションでした。
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6月17日はY女史のプレゼンテーション。ゴールデンウイーク後に関西から東に向かって旅に出られました。一般的に受ける観光スポットは避け、かなりアンダーグランド的な旅を好まれる同女史は、かなりの穴場をご存知のようであります。伊良湖、浜名湖、御前崎、から富士市へこの旅行のテーマは『水辺の情景』。

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8月4日はS氏。五島列島の旅についてのお話です。五島列島は全島が長崎県に属し、人口は約7万人。島々には多くのカトリック教会が点在し、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録を目指す取組みが進められていて、五島観光のひとつとして注目されています。キリシタンについてもプレゼンテーションの中で触れられました。地図を見ると、五島列島はお隣の国韓国にもとても近いです。
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8月18日は、K氏のプレゼンです。8月に、出身地である、島根県にお里帰りされました。島根県は松江について歴史について触れながら、オススメスポットを教えてくださいました。島根県というと出雲大社を思い浮かべます。何かスピリチュアルな。少し話はそれますが、小泉八雲という有名な作家・日本民族学者がいます。彼はギリシャ生まれで、出生名はパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)、彼の父がギリシャ人で母がアイルランド人ということもあってか、多神を自然に受け入れる受け皿があったのか、日本の文化に魅せられ、日本国籍を取得した人物。彼の妖怪物語は有名で、実際私も彼の妖怪話は興味深く読んだことがあるのですが、彼が松江に住んでた時にやはり、島根県にある神々を感じるものを感じたのでしょうか。
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9月1日はS氏のプレゼンテーション。俳句に水彩画、俳画などに深い造詣をも垂れている同氏、この日は『Haiku in English』今や世界で俳句は普及しているそうです。俳句を無形文化遺産に登録されるような働きもあるそうです。俳句は短い・季語・5・7・5の韻を踏む・切れ字があることなど、クリアすべき様々なポイントがあります。さすがに英語では5・7・5といった規制は難しいのですが、いかにシンプルにでもその中にどれだけ、情景をイメージしてもらえるかが大切なことだそう。実際に日本語⇄英語で俳句を比較していき、同氏が作られた俳句を紹介してくださいました。とても興味深いです。
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次回は、Y女史のプレゼンテーション。O氏のプレゼン、実は7月にするはずだったのですが、私の所用の都合で休講となりました。

9月の産経学園での『フリートーク』は、15日と29日です。 (T.M)

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by connection-eigo | 2017-09-02 02:22 | プレゼンテーション

講師やスタッフが綴るブログです。


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