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英会話・英語スクール・異文化スタディーズ・英語・英会話出張講座-Muse English - Connection

カテゴリ:プレゼンテーション( 32 )

お待たせいたしました。2月の講座『英語で学ぶ日本文化』part ❷です。

S氏の2月のミニプレゼンは『名前』です。名前にちなんでのある研究とでもいうのでしょうか。日本には、『おれおれ詐欺』が、はやっています。ある論文《なぜおれおれ詐欺が日本で流行しているのか、言語的な理由はなにか?》関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科教授の大髙教授の論文をもとに、お話くださいました。
家族に電話をする時に『オレだよ。』と言う。一般に英語圏では、通常自分の名前を伝えることが多い。高橋教授が、この『オレ』で済ませることに不自然でない環境がおれおれ詐欺の温床ではないかと考えました。どう教授は日本人大学生345名にアンケートを行いました。家族に電話をした時に名乗るか?いつも名乗らない、名乗らないことが多いに対して男性60%と女性が37%と男性が自分の名前を名乗らない傾向にあるようです。
教授はまた、この詐欺につながる日本の文化にも注目されたそうです。日本人は家族以外に本名を隠す伝統があったそうです。本名=魂、本名は霊的人格、つまり魂と深く結びついていているので本名を知られると魂を支配されると信じられていたそうです。147.png 日本人が家族以外に本名を隠していたことを示す一例を挙げてくれました。なんと西郷隆盛には9通りもの名前の呼び方があったそうです。明治4年の戸籍法制定で一名につき名前は一つとなりましたが、制度がかわっても精神文化はそう簡単には変わりません。なので、下の名前はあまり使わない。そういう理由もあり、自分の名前を名乗らない男性が多いのではないかとの見解だそうです。
付け加え、日本語には『私』という一人称は色々な呼び方があります。オレ、アタシ、ぼく、わたし、わたくし、ワシ、などなど・・・。とても興味深いですね。電話により詐欺が多いです。気をつけたいものです。122.png

I女史は『ひな祭りと雛人形』についてです。はじめにひな祭りの由来についてお話されました。後半は人形についてです。こちらでは寛永雛と元禄雛について、I女史のプレゼンを紹介いたしましょう。寛永雛座り雛の最も古い型だそうです。
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元禄雛はこの時代の文化の華やさに反映しているようで、雛にも芸術性が求められるようになりました。容姿や装束生地が美化され、男雛は冠と頭が一体に、でもまだ女雛は冠がなく、髪の毛は黒く塗ってあるだけで、顔も素朴に描いてあるものが一般のようです。
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京都に在住の同女史は京都でのひな祭りの行事をしている神社や仏閣を紹介してくださいました。松尾大社や下鴨神社、上賀茂神社、市比賣神社、また三十三間堂にて行われいるようです。I女史のおすすめは市比賣神社で、こちらの雛人形がとても珍しいとのことです。今年のひいな祭りの行事は終わりましたが、ご興味のある方はCheck this out!101.png
S女史の今回の天声人語はなんと149.png 算数・・・。中学受験を迎えた息子から算数の手助けを頼まれたあるお父さんのお話からはじまる。『月夜の池に鶴と亀があわせて16匹いる。脚を数えると44本。鶴と亀はそれぞれ何匹か。』答えは鶴が10羽、で亀は6匹。
鶴亀算の歴史は4世紀の中国に遡るそうです。その当時は雉と兎で、日本に伝わり鶴と亀に替わりました。和算は江戸時代に都市から地方へ支配層から庶民へと広がりました。明治になり、和算から洋算、つまり西洋数学が採用されたので和算は表舞台を去りました。想像力を掻き立てる和算。はてはて、算数は昔から私の苦手科目・・。克服はしたいものなのですが・・。119.png

3月1日に仕事の移動中、阪急百貨店のデパ地下の和菓子屋さんに立ち寄りました。3月の菓子は菱餅が代表的なのですが、個人的にはさくら餅、3色団子そして今回は初めてひちぎりをゲットしました。
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3月の講座は3月7日です。179.png (T.M) 179.png


by connection-eigo | 2019-03-05 01:55 | プレゼンテーション

先週末から昨日にかけて冷たい週末となりました。でも時折雲から顔を出す太陽の日差しはすっかり春を感じさせる時節となりました。
先週の木曜日は朝日カルチャーセンターでの月1回の講座の日でした。今回は体験の方がお一人クラスに入られました。
今月の私の机は・・・。101.png
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いつも美味しいお菓子有難うございます。111.png 2月のお菓子は、やはりバレンタインデーということでチョコレートが主流のようです。さて、和菓子では?? 調べたところ、鶯餅椿餅がこの時期の菓子のようです。

2月は如月、でも他の別名も沢山あるのですね!M氏が白板に記してくれました。Thank you!
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この日のトッププレゼンターはA女史です。タイトルは『能と共通語』。能はおよそ650年前に生まれた古典演劇です。そして現存世界最古と言われているそうです。時代と共に、社会が変われば道徳観念も変わる、芸能は時代と共に新しいものに変わっていくのという運命にあります。そんな中、能は650年もの間、舞台・台本・能面・装束・演出・楽器・作曲や振り付けそしてセリフの発生や発音まで昔の面影を色濃く残し、今に伝承されている演劇だそうです。146.png

3代将軍家光の時代ごろから能は、日本語という共通語を確立するのに大きな土台となったそうです。当時の日本には地方の方言以外共通語は存在しなかったそうです。
能は武士が正しい発音、豊かな声量、優雅で荘重な身のこなしをつけるための教科書、つまりは『支配者の芸能』として発達していったようです。また能は文章・演出などの勝手な変更は禁じられ、『進化をきんじられた演劇』となっていったそうです。最後に侍の言葉が堅苦しくやや仰々しい言葉の印象を受けるのは能や狂言の話し言葉、『手紙文』の書き言葉が取り入れられているからとのこと。この喋り方が武士の権威や威厳を表すための効果が発揮されたそうです。私は個人的には狂言がとても好きで、年に2〜3回は狂言鑑賞を楽しみます。昔、祖母がよく時代劇をみていたせいか、狂言で話されている言葉もある程度理解することが出来まが、知らない言葉や表現が沢山でてきます。コミカルな演技はテンポも非常にあり、面白く、おすすめの芸能の一つであります。101.png

次にM女史のミニプレゼンです。1/29から4/14まであべのハルカス美術館にて『驚異の超絶技巧!』の展覧会が開催されています。明治工芸から現代アートまで、数々の牙彫や七宝、木彫といった凄技の工芸作品が展示されているそうです。明治時代に入ると、今まで江戸幕府の規制の中の工芸が大きく変わりました。新しいシステムのもとより自由な発想で作品は作られていきます。1855年におけるパリ万国博覧会、数々の日本の文化や美術が欧州に紹介されたと同時に、日本の芸術家も洋画の技法などを学んでいくキッカケとなりました。当時、浮世絵がフランスの画家の間で脚光を浴び、japonismの到来です。浮世絵に青磁器、そしてなんとメタルワークもそのうちの一つで19世紀後半のアールヌヴォーに影響を与えたそうです。
パンフレットを一部いただいたのですが、遊び心があって、細工が非常に細かい!146.png 私も開催中、是非、展覧会を訪れたいと思います。101.png
次に、M氏・・。タイトルは『七福神』。先月の7日に阪急電車主催の阪急沿線西国七福神福めぐりに参加したM氏。なんと毎年この七福神めぐりにお詣りされるとのこと。146.png 日々からウオーキングを日課とされている同氏、7.7kmのこの徒歩コースは、朝飯前といったところでしょうか。私も阪急沿線に近いところに住んでいるのですが、こんな面白い企画があったなんて、知らなかった146.pngです。
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日本からもとからある神に仏教の影響を受けた神々(もしくは仏)はインドが発祥、そして中国の道教を受けてここ日本に到来した神々。恵比寿天、大黒天、毘沙門天、弁財天、寿老人、福禄寿、布袋尊の7福神です。
7社参拝すると色々グッズももらえるみたいで楽しそう!期間限定なので、ご興味のある方は阪急沿線情報をチェック!次回は来年1月ですね。102.png

A女史は、M氏に少し関連のあるミニプレゼンを発表してくださいました。Buddhist Deities ~テンブ天部~です。日本には数多くの神々がおります。八百万の神に仏教の如来に菩薩etc.,ここでY女史が紹介してくれたのは、天部の神々です。先程のM氏のミニプレゼンで説明があったのですが、七福神は、インドや中国そして日本の神々があります。その中で恵比寿だけが、神道オリジナルの神となります。
天部の神々は仏教カタゴリーに属します。三角形のヒエラルキーのように、トップは如来グループ、次に、菩薩グループ、3番目は明王部そして4番目に天部のグループが来ます。天がつく神とは、帝釈天に毘沙門天、七福神もこちらのグループに所属します。私の大好きな阿修羅もこちらのグループとなります。天部に所属する神様は、仏教の守護神とでもいったら良いのでしょうか。A女史は詳しく、天部の神々について説明をしてくれました。こちらの神々は、プライドもあり、嫉妬心もあり、怒りもあり、人間のような煩悩を持っています。まるでインドの神々のようです。(ギリシャの神々にも共通するところも多いにあり!)興味深いのは、天部の神は不滅ではないこと・・、です。

今回はpart❶と❷に分けて受講生の皆さんのミニプレゼンを紹介しています。今回は4名分をアップしました。次回も乞うご期待101.pngください。169.png





by connection-eigo | 2019-02-13 22:49 | プレゼンテーション

早いもので2019年が明けて1ヶ月が経ちました。(早いですね!)146.png でも旧暦ではこの時期が新春となります。本日、2/4は立春179.png。今年の春節は明日の5日となります。日本では、明治6年以降新暦を主流として新年がお祝いされるので、旧暦でお正月といわれてもぴんとこないのではないでしょうか。
まだまだ寒い日は続きますが、太陽の日差しも次第に強くなり、日も長くなり、春の気配を感じる時節となりました。178.png179.png

今年初めての朝日カルチャーセンター『英語で学ぶ日本文化』のブログとなります。前回の講座は1月10日、ちょうど十日戎の日でした。169.png

新春の菓子はやはり花びら餅
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このお菓子が店頭に出回ると、新しい1年の訪れを感じます。
そして今年第1回目の講座の私の机は・・・。
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こんな感じです。113.png 受講生の皆さん、いつも有難うございます。

今回のトップバッターはS女史。恒例の天声人語。今回はどの記事を選ばれたのか、毎回楽しみになってきています。記事が掲載された日付は2018年の12月8日。この日の77年前は、日本軍が米ハワイの真珠湾に奇襲攻撃をした日で続いてマレー沖で英戦艦を沈めた日。『僕の昭和史』の著者である安岡氏によると、日本がアメリカと戦争して勝てるとはおそらく誰一人とおもってはいない、にもかかわらず現にその戦争が行われていて、その戦争が現に行われているにもかかわらず、僕らは少しも驚いていないこれはどうしたことだろう。と綴っている。という始まり。今年は日本にとって平成が終わるという年。戦後の日本そして、30年の平成の年を振り返って
書かれた天声人語のように思えます。日本に限って言えば、平成(あと2ヶ月ほどありますが、)は、自然災害は非常に多い時代でしたが、戦争のない時代でした。付け加えるなら、戦争のない時代でした・・・・。と、文末の通り、どうも後味のスッキリしない、終わりとなりそうです。日本に限らず、世界的に国家主義に傾いてきている近年。記事にも書いてありましたが、非難の言葉が目立ち、起こらないはずの戦争がおきてしまうぐらいのなんだか、きな臭さ感にあふれています。天声人語の最後のくくりは、『外国や外国人への敵意をあおる政治家ばかりが、世界で目立つようになってきた。冷静であることが今ほど求められる時はない。』戦後、74年を迎える今年。日本はこれからどんな方向へ、そして世界はどう変わっていくのでしょうか。大きな課題が残ります。

S氏のトピックは『猪について』です。落語の好きな同氏は猪にまつわる上方落語『池田の猪(しし)買い』について紹介してくださいました。猪肉は冬に美味しくいただくことのできるジビエ。111.png なんと縄文時代から食されていた食材だったそうです。野菜、根菜、きのこ類、芋類やこんにゃくといった具材を猪肉と一緒にして鍋で食べるのが『ぼたん鍋』でぼたんの名は使われる猪肉を薄切りに牡丹の花に似せて皿の上に盛り付けることに因んでいるそうです。私の亡くなった父は丹波篠山出身で私が幼少のころ、篠山に行く度に猪肉を食べに連れていってくれたことを思い出します。
ところで、S氏は本年は傘寿を迎えられるとのこと。常に真摯に学ばれる姿勢を崩されず、勉強家なS氏。174.png本 当に私がインスパイアーを受けている感じでございます。おめでとうございます。

A女史は京都御所の西側の烏丸通に沿いに位置する神社で、平安京の建都に貢献された和気清麻呂公をお祀りしているそうです。この護王神社はいのしし神社と言われていて、狛猪が奉納されています。境内の周りにはかりんの木が植えられ表門をくぐると霊猪像が2対拝殿の両脇に。(とても愛嬌のある顔をした猪です!113.png)今年は亥年、多くの参拝者がお参りに訪れたようです。
M氏のみにプレゼンは『風邪知らずの冬に!』冷えは万病のもと・・。その通りです。特に女性はよくこの冷えに悩まされます。137.png 体が冷えると血液循環が滞ります。そうすると内臓が冷えてしまうとのこと。人の内臓の適温は37~38度と言われているそうです。この温度を保つには内臓を冷やさないことが大切。体の中から温める食材、そして積極的に体を動かすことが大切169.png ちなみにこれは私からの追加情報なのですが、先日『ちこちゃんに叱られる』の再放送が仕事に出かける前にちょうどテレビで流されていて、これがなかなか興味深いトピック。こたつにはいるとなぜ眠たくなるの?というお題。なんと私も驚いた146.pngのですが、こたつにずっと入っていると、手足には熱がいくのですが、体内の温度はなんと下がっていくそうです。そして脳の熱も下がり、その為に眠たくなるそうです。体の温度調整もできなくなり発汗を起こして、そのまま寝てると風邪をひく原因にもなるそうです。小さいころよく言われました。『おこたで寝ちゃうと風邪ひくよ!』と・・。(ちなみに私はおこたで寝てひどいやけどをおいましたが・・・。149.pngいまとなっては笑ってはなさるのですが・・。)さて、おこたから出て身体を動かそう!!166.png

話が脱線しました。M氏のミニプレゼンに戻りましょう。体の中から温める食材は、人参、ごぼう、生姜、ニンニク、ニラ、みょうがにセロリ、葱と玉ねぎ。お料理としては、鍋料理、おでん、生姜入り粕汁に甘酒、ゆず茶には蜂蜜とゆずを入れると体がポカポカ101.png 

Y女史は『京の冬の旅』というパンフレットを持ってきてくださいました。非公開の文化財の特別公開の案内であったり情報満載です。因みにインターネットからも検索することが出来ます。リンクが未対応なので、こちらにはることは出来ないのですが、『京の冬の旅』で検索してみて下さい。
今回はY女史は慈照院について紹介してくださいました。こちらのお寺は臨済宗相国寺派に属し、もとは大徳院と称したそうです1490年に足利義政の塔所影堂となり、その法号より慈照院としたとのこと。当院第7世の国師は千宗旦(利休の孫)とも交流があり茶室頤神室は宗旦との合作で「宗旦好みの席」とも呼ばれて、床には宗旦に化けた狐の伝説で知られる「宗旦狐」の掛軸が床の間にかけられているそうです。
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I女史は平等院についてミニプレゼンをされました。世界遺産に登録されている平等院。是非見ていただきたいのがmずこちらのホームページです。とても綺麗なホームページです!113.png

京都府宇治市にある藤原氏ゆかりの寺院で平安時代後期に建立されたお寺です。建築物も素晴らしく、また寄木造で造られた阿弥陀如来坐像は仏像のなんとも美しいフォーム。阿弥陀さんを囲っている52躯の菩薩もこれまた美しい。他には絵画や庭園等そして博物館もあるので、仏教美術愛好家には必ず訪れなくてはいけないお寺の一つです。177.png177.png

次回の講座は2月7日です。皆さんのミニプレゼン楽しみにしています。101.png (T.M)

by connection-eigo | 2019-02-04 23:35 | プレゼンテーション

師走月に入りました。146.png私ごとですが、昨日12/1に、私の教室の今年の大きな行事が終わり、少々ほっとした気分です。

11月中旬週末は、所用の都合で別府に。そして先週末は、東京から来てくれた友人と、およそ4昔前(?)に訪れた高野山に行きました。噂の通り、146.png 南海電鉄が極楽橋に近くなると、車内アナウンスが日本語、英語そしてフランス語になります。高野山はフランスを中心に欧州から来られる観光客の方が多いようです。
さて、11月も下旬を迎えると、高野山の気候は寒く、朝早い空気は、キリッとしていて、自分自身の精神をシャキッとさせてくれる時間でありました。
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では前回の続きで、今回はpart2です。173.png173.png173.png

S女史のプレゼンから紹介します。今回の同女史の天声人語は、次のような話に始まります。ある男性が卒業した高校の近くにあった大クヌギの木が伐採されることを知り、その木を見に行ったところ、瀕死状態であったそう。根元に転がっていた実をいくつかポケットにいれ持ち帰り、ベランダの鉢に植えてみたところなんと、半年後に黄緑色の目が顔をだ出しました。彼の娘さん、生後まもなく脳が難病に侵されていて、長い手術に、つらいリハビリの後、元気な女の子に育っており、この大クヌギと娘さんの生命の力強さやしなやかさについて書かれたものであります。S女史、この天声人語を読んでくぬぎの木が見たくなり、門真市は三島神社にある薫蓋樟を見に行かれました。写真を見せていただいたのですが、神社の後ろに大きくそびえ立つ木はなんと30メールの高さ。枝は東西合わせて40メートルだそうです。樹齢は1000年だといいます。146.png 平安時代におよそ8ミリの小さな種が木から地面に落ちて、それから今に至るそうです。S女史はこの木をみて生命のミラクルを感じたとお話くださいました。
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木に関連することで、先ほどの高野山の話になるのですが、この度、樹齢を重ねた多くの木々を通りくぐり、時代の空気をいっぱい吸ってきました。そびえ立つ木々を前にすると自分のちっぽけさを感じます。残念なことに、9月の台風の影響で多くの倒木も目にしました。力みなぎる生命力、その一方でいつかは、生命のともしびが消えていく木々であります・・。でもこの天声人語の男性のお話のように、新たな息が吹き込まれて引き継がれていく木もあります。そして、これはS女史が感じた、生命力とはミラクルなものであります。177.png

次にS氏のお話についてです。タイトルは『古典の日』です。皆さん、古典の日をご存知でしょうか?S氏によると、この日は2008年11月1日に開催された源氏物語千年紀の記念式典において提唱され、2012年9月に『古典の日に関する法律』が成立し、正式に日本の記念日となったそうです。但し、祝日にはならなかったそうです。(こんなお話全く知りませんでした・・・。116.png) 京都市では行事として、全国朗読コンテストが催されるそうです。S氏曰く、この記念美はそもそも京都の再財界を中心とする人が提唱したそうで、全国的な広がりはあまり期待できない感じがするそうです。
古典の日は源氏物語の存在が確認できる最古の日付が西暦1008年の11月1日にちなんでいるそうです。学生時代に学校の授業で『源氏物語』を読み、成人してから教養を養うため最後まで読もうと何度かトライするものの、途中で断念・・。(もちろん原文ではありません。) 日本語の現代語訳作者は与謝野晶子、谷崎潤一郎、戦後になると田辺聖子、瀬戸内寂聴ほか、名前が挙げられます。S氏も完読はされていないということで、どういうわけか胸をなでおろす。(?154.png)同氏がコメントするように、私も完読できない一つの理由として、源氏物語が長編の恋愛小説だからかもしれません。最後にS氏はこのミニプレゼンで、古典の作品をゆっくり読んでいこうと思っていると話してくださいました。さて、なぜ、古典を読むべきなのか?ということで、岩波新書から出ている『日本の古典』著者:山口仲美にその理由が述べられているそうです。
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まず一つは、相対化する目を養うこと。そして、次に、創造性の芽を育むことだそうです。日本の古典は30作品とのことで言葉に霊力や宿る奈良時代から、貴族文化の華が咲く、平安時代乱世を生きた人がかたる鎌倉・室町時代庶民が楽しむ言葉の世界は江戸時代。さて、皆さんはどの時代の作品に興味を持ちますか?

最後にM氏のミニプレゼンは、没後30年小磯良平展 副題 『西洋の憧れと挑戦』です。同氏は10月中旬に神戸市立小磯記念美術館に足を運ばれました。彼のの作品は堅実な色彩・構図に特色があり、また優れた女性の肖像画を描くことを得意としたとのことです。M氏のイメージでは、暗い絵を描く人のイメージしかなかったそうです。しかしながら今回展示された作品を見て、素晴らしさに驚いたそうです。1903年(明治36年)に神戸で生まれ、1927年に東京美術学校卒業後、欧州で西洋美術を研究し、帰国後は神戸にアトリエを構えて、作品制作を始めたそうです。M氏は何点かの彼の作品を紹介してくれました。小磯良平についての詳細はこちらをクリックください
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私もこちらの展覧会にどうしても足を運びたかったのですが、残念ながら、時間的に余裕がなく断念してしまいました。ただ、神戸に美術館があるので、是非来年の初夏の頃に訪れたいと思います。(現在工事中につき閉館しています。)

そのかわりと言っては変なのですが、現在、京都国立近代美術館にて『没後50年 藤田嗣治展』が行われているので、仕事の帰りに立ち寄りました。
10月にNHKで同画家のプログラムをたまたま見て、勿論彼の有名な乳白色の下地の技術もあるのですが、それよりもこの時代に生きた画家の人生についてとても興味を持ちました。作品を見終わった後、ミュージアムギャラリーで1冊を本を購入しました。
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夏にはちょうど大観の作品も見にいきました。この本を読み、時代背景を知ることで、各々の作品が持つ意味を知ることができたように思います。横山大観もフジタも人生の段階において、絵のスタイルが変わります。これはどんな画家もそうなのかもしれません。そこに隠されたメッセージを知ることで、絵の見方が大きく変わってくると思います。私は古典美術に興味があり、今まであまり、日本の近代美術の作品に興味を持ちませんでした。しかしながら、今回、改めて色々と知る機会ができたと思います。
小磯良平も明治生まれなので、激動の時代を生きてこられた画家であると思います。きっと色々なストーリーが作品毎に託されているのでしょう。来年は必ず訪れよう、小磯記念館。174.png


追伸:11月後半、和菓子屋さん、仙太郎で、お火焚き饅頭を発見!残念ながらこちらは11月の菓子なので、次回は持っていくことが出来ません。来年までお預け状態(!?)149.pngですが、写真を撮りました。
(写真だけで恐縮です・・・。)
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次回の朝日カルチャーセンター中之島校での『英語で学ぶ日本文化』は、12月6日です。今回が今年最後の講座になります。どうぞよろしくお願いいたします。 (T.M)




by connection-eigo | 2018-12-03 00:30 | プレゼンテーション

11月も中旬を迎えました。月曜日ごろからからどんより空・・。今晩から今日にかけて冷え込みそうです。

11月の朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』はちょうど1日でした。
いつものように様々な旬の食べ物が机の上に並びました。畑で採れた旬の果物、ウズベキスタンからのお土産にetc.,113.pngまさしく食欲の秋。です。
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そしてこの時期の旬の和菓子は、やはり、亥の子餅
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S氏が仙太郎さんの亥の子餅を持ってきてくださいました。おなり切りともいうそうで、旧暦10月の亥の刻(午後9時から11時)に食し無病息災を願い子孫繁栄を祈る行事だそうです。昔京都の家々ではこの日からコタツやストーブを用意し、冬の準備にとりかかります。火事がおこらないようにといった意味もあったようです。亥の子餅が登場すると、もう冬の到来です。ちなみに11月7日が立冬(start of winter)に入りました。173.png

11月のみにプレゼンのトップバッターはY女史です。『Momijigari (Admiring Autumn Leaves)』についてです。
紅葉の美しい季節となりました。今京都に行くと、人・人・人です!
さて、なぜ紅葉狩りというのでしょうか?Y女史のミニプレゼンによると、狩りは、もちろん野獣を狩るという意味なのですが、小さな野生動物や鳥、場合によっては植物の収穫の意味もあるそうです。貴族が野獣を狩るのではなく実際、野原や丘の木々をhuntしていたとも言われているそうです。葉の色が変わるのは、落葉樹で、冬の間は葉っぱが失われます。楓、ブナに銀杏、などなどが挙げられます。最後に、楓ともみじについて。楓は万葉集の''kaerude''に由来するそうです。楓の葉はカエルの手と似た形をしています。一方でもみじは''momizu''(揉み出づ)からの由来。伝統的には、紅花を絞って赤や黄色の色を創ったそうです。モミジはもっとぎざぎざしている葉で、違いは明らかです。
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次にA女史。こちらもこの季節にちなんだトピックで、タイトルは''Japanese Maples''です。先ほども登場した『楓』。カナダのカエデも紹介されました。カナダのカエデ🍁とても有名です。国旗にも登場するぐらいですものね。
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日本での紅葉の代表種は『いろはもみじ』と呼ばれるそうです。春はさくらに秋は紅葉・・。花札のモチーフにもなってるし、又、浮世絵の作品にも多く登場します。その有名な作品の一つとしては、葛飾北斎や安藤広重の版画が挙げることができます。A女史が紹介してくれた一つの作品はとてもユニークなものです。
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タイトルは、AUTUMN MAPLE LEAVES ON THE TSUTAYA RIVERで版画手前の橋の下の男性が川から岸に上がろうとしています。彼の着物は深い赤色に染まっていて通りすがりの通行人がそれをみて笑っているという内容です。よくこの版画をみてみるといたるところに紅葉が川べりに落ちているし、遠目の山にも紅葉が咲き誇っています。浮世絵はどことなくコミカルで、その当時の庶民の生活をほのぼの表しているように感じます。あと、もう一つ、興味深かったのが在原業平朝臣 (17番)の『古今集』秋・294の百人一首より。
ちはやぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは。在原業平は、この和歌を詠んだのは、屏風に描かれた竜田川の秋の情景を見ながらとされています。「水くくる」の「くくる」は「くくり染め」のことで、紅葉が、水面に鮮やかな模様を描いている様が目に見えるようです。この和歌はなんと、落語のストーリーにもなっているそうだと落語好きのS氏が付け加えて説明してくれました。それに関する面白いサイトを見つけました。ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください。
次にA女史はEmperor Nintoku Mausoleum仁徳天皇陵についてお話されました。仁徳天皇陵は、現在正式な名称は、大仙陵古墳とも呼ばれています。A女史がこのトピックを選んだのは、宮内庁と堺市は10月15日に日本最大の前方後円墳「大山古墳」(仁徳天皇陵)について、10月下旬に共同で発掘すると発表したとがきっかけだそうです。なんと歴代天皇や皇族の陵墓を宮内庁が外部機関と共同で発掘するのは初めてとなるそうで、古代日本史の謎の扉が開くのか少々ドキドキします。なぜこのような巨大で不思議な古墳を作ったのか。この古墳は多くの謎に包まれていています。クフ王ピラミッドや秦の始皇帝墓陵に並ぶ「世界三大墳墓」と称されています。
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こちらについての情報は、下記をご覧ください。
毎回、受講生の皆さんのミニプレゼンを振りかえってこのブログを書いているのですが、とてもいい勉強になります。今回はpart 1を紹介いたしました。近くpart2の受講生の方のミニプレゼンを紹介いたします。

どうぞ皆様ご自愛ください。 (T.M)








by connection-eigo | 2018-11-14 11:13 | プレゼンテーション

10月最後の月はハロウイン🎃ケルティック暦では昔、年の終わりの日、あの世から霊魂が戻ってきて、悪霊が人間や動物の体に入り込むことを避けるために、マスクをつけて衣装をつけて、大きな篝火をたいて宗教的な儀式を31日の夜から翌朝にかけてとりおこなったそうです。またこの時期は収穫の時期でもあるので、きっと来年の豊穣を願うための祈りでもあったのでしょう。日本もこの時期から収穫を祈願するお祭り(お祀り)が日本各地で行われます。明日から11月ですが、11月23日は勤労感謝の日。今日ではあまり耳にすることがないのですが、新嘗祭が行われます。新米を神に捧げて、また感謝をして頂く。アメリカ合衆国もThanks Giving Dayという大きな収穫祭が祝われます。
本日はハロウインということで、まずは、こちらの写真。
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10月に入り、関西地方の天候は落ち着きました。6月から9月にかけて、様々な天災に振り回されました。第二段のプレゼンの紹介は、まさしく気候についてM氏がミニプレゼンをされました。154.png タイトルは『豪雨・猛暑は地球温暖化と関係があるのか?』10/1の日経夕刊から引用されています。皆さんの記憶にまだ新しいかと思います。7月の西日本豪雨は広い範囲に、長期間に大雨が降り、このため200人以上の死傷者を出しました。また猛暑に見舞われ、気温は40度越え・・・。9月の台風、特に21号は関西にて猛威を振るいました。さて、これらは地球温暖化に関係しているのか?日経の編集者が言うところによると、豪雨や猛暑などの短期的な現象を数十年から百年の長期の気象現象である温暖化とは単純に結びつけることはできないとのこと。ではありながあら、このような異常気象の原因は温暖化の影響も推定できるとのことです。気温や海水温が高めの傾向が続いていれば、台風21号のように勢力を弱めずに日本に接近しやすくなります。温暖化がすすめば、こうしたことが頻繁に起こるのは研究によって証明されているそうです。たしかに35~38℃の気温が上がる猛暑に豪雨の発生確率が年々高まっているように感じます。日本だけでなく世界中、気候パターンが変わってきています。

次にY女史のミニプレゼンです。Aidai Matsuri『Sad-eyed lady at the festival of the age』173.png 時代祭は京都の三大祭りの一つです。Y女史はこの有名なお祭りにまつわるエピソードについてお話されました。由来は桓武天皇が794年に長岡京から平安京平安に遷都した1100年の奉祝行事として、明治28年に始まりました。
この時代にまつわる女性のエピソードについてY女史はテーマをあてました。寂しげな目をしたレディは和宮降嫁、孝明天皇の異母姉妹。彼女の物語は時代祭の人気のある行列のひとつです。和宮は、すでに6歳のときに有栖川宮熾仁親王と婚約をしていましたが和宮は幕府と朝廷の橋渡しとして徳川家に嫁ぐことになりました。兄である孝明天皇の説得により本当に仕方なく降嫁を受け入れたそうです。夫である家茂、和宮に気を遣いなにかと贈り物を送り、4年間という短い期間でしたが、一緒に江戸に居を構えましたが、なんと20歳という若さで家茂は他界。和宮の31という若さでなくなりました。幕末という激動の中を生きた女性、和宮であります。
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次に、S女史は9/16の天声人語について紹介されました。『風が吹けば桶屋が儲かる。』ある出来事がめぐりめぐって思わぬ結果をもたらすことのたとえ。9/16は私はその時英国にいておりニュースがリーマンショツクの話題のニュースよよく耳にしたことを思い出します。そんな中こちらの天声人語もリーマンブラーザーズとトランプ大統領をかけてこんなフレーズが記載されていました。『リーマン・ブラザーズが潰れるとドナルド・トランプが大統領になる』。なかなか素晴らしい出来だと感心! 10年前の9/16がまさに金融大手のリーマンが破綻に陥った日であります。当時、多くの人が職を奪われ苦しみました。一方でバブルを煽った金融機関の多くは生き残り、多くの政治家に対してのデモがありました。トランプ大統領の参謀役だったスティーブン・バノン氏が政治にかかわったきっかけがこの金融危機だったといいます。天声人語の締めくくりは、リーマンショックは経済だけでなく政治の世界にも大きな傷をつけることになった。そして政治のほうが長くのこりそうな傷である。日本社会も格差社会という時代のなかで、社会が大きく変わっていっています。さてこれからどうなっていくのでしょうか。疑問が残ります。

そして、このブログの最後。
M女史はThree-legged birdについてのミニプレゼンです。日本はその翻訳のごとく三足鳥または八咫烏(やたがらす)。
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この生き物は、三本足のカラスとして知られ古くよりその姿絵が伝わっていって、日本神話においては神武東征の際に、神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラスです。この3本足の鳥(烏)は日本だけでなく、エジプトの神話にも現れ、またペルシャや小アジアにもみられるものだそうです。中国古代の説話にようろ太陽の中にいるという3本足の烏で太陽の異称でもあるそう。どうして3本足なのか?いくつかの説があるらしいですが、その一つとして、昔、熊野は榎本氏、宇治氏と穂積氏(藤原鈴木氏)によって支配されていたという説もしくは、知(wisdom),仁(benevolence)そして勇(valor)の3つの美徳の神々を意味していたと言われています。そして、中国の思想からの影
響も強くあるので、この3の意味するのは天・地・人という三徳という儒学に基づいているのかもしれません。

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今回のM女史のプレゼンで発見した驚きは日本のサッカーチームのemblemです。
このシンボルは1931年に起用されたそうです。日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助氏に敬意を表したもので、彼はる那智勝浦町の出身ということで、この八咫烏のモチーフにしたという一説があるとのことです。


さて、明日から11月。今年も残すところあと2ヶ月となりました。急に冷え込む時節となりました。どうぞご自愛ください。

明日は講座の日です。朝日カルチャーでお会いしましょう。 (T.M)174.png


by connection-eigo | 2018-10-31 21:57 | プレゼンテーション

10月の『英語で学ぶ日本文化』今回は新しいメンバーの方も増えました。101.png私の机に並んだスイートは・・・。旬の果物に菓子。食欲の秋!ダイエットは
厳しそうです。
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10月の講座は2部に分けて紹介していきます。まずはpart.1

今回のトップバッターは、S氏。日本の神様、神道についてお話されました。10月は神無月。出雲大社に全国の神様が集まって話あうので、各地に神がいなくなるので神無月。(ちなみに島根県では神在月と呼ぶそう・・。)
いつ頃からこう呼ばれるようになったのかは不詳だそうですが、有力説によると、『神無月』の『無・な』の『の』という意味らしく、『神の月』で神を祀(祭)る月。6月の水無月が『水の月』だとのこと。
神道は古代日本が起源で、自然や自然現象などにもとづく多神教(polytheism)で自然と神とは一体として認識され神と人間と結ぶ具体的作法が祭祀であり、それをとりおこなうのが神社であるとのこと。S氏は最近『神道入門』〜民族伝承学から日本文化を読む〜著:新谷尚紀(ちくま新書)を読まれたそうです。これによると日本の神道はいくつもの信仰が繰り返し上書き保存されたものと捉えているそうです。非常に興味深いことは、神道とは形式であり容器であること。たとえていえば、バスや電車。つまり時代ごとに様々な乗客が乗ってくる。本質は素材(マテリアル)でなく形式(フォルム)にある。
主要な部分は祈念祭(としごいのまつり)=豊穣祈願を中心とするまつりごとだったそうです。ここでS氏が触れたフォルムのように神道は時代とともに変遷があり、私が思うに、一口に神道とは何なのか?と尋ねられて簡単に、ひとつのカテゴリーにいれるのは難しいということ。しかしながら、神道という中核的な『伝承』はきっちりと引き継がれていて、それは古来以来稲作の王としての天皇を中核として伝承されてきている人々の素朴な自然と生命への感謝の念と禊ぎ祓えの実践によるその信仰の意思表示の体系であるということです。S氏のミニプレゼンの中で、とてもいいポイントをつたえられたところは、神道は流動的な歴史を持って伝えられているのので、その実態はいわば動画であり、それを静止画としてある時期の神道をもって真の『神道』とはこれだ、というように固定化させて考えるのは大きな間違いである。というところです。これは私の意見なのですが、近代歴史の中で日本は立憲君主国家の名のもと、天皇崇拝を中心とする国家神道をとった時代もあり、このように政治的イデオロギーで使用されたこともあるので、ここら辺は現在にいたってもおおきな論争をもつところになると思います。
宗教(religion)というのは日本古来の言語の概念ではなく近代になって英語のreligionを翻訳して作られた新しい語であります。なので、神道は宗教か?宗教でないのか?という問題は歴史的にみれば明治元年の1868年から終戦を迎えた1945年の80年間に創出された問題にすぎないそうです。古代・中世、近世を通じての神仏習合の時代にはありえなかったそうでまことにそこが奥深く興味深いところなのかもしれません。私も一度読んでみようと思います。S氏おすすめ本。
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次にこの本は身体論という本ですが、非常に興味深かったので、紹介いたします。スポーツからみた文化背景や歴史など哲学に大きく関わっていて、とても興味深い一冊となりました。
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次にA女史はHIGANBANAについてお話をされました。お彼岸の季節になると道端に咲いているお花。彼岸花の正式名書はLycoris Radiataと呼ばれていますが、他にもRed spider Lily やCluster Amaryllis などなど他にも違った名称を持っています。国によっても呼び名が違うようです。
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彼岸花は中国から仏教とともに日本へもたらされたお花です。彼岸とはあの世という意味であります。このお花は曼珠沙華とも呼ばれており、法華経によると黄泉の国で咲く花だと描写されているそうです。曼珠沙華は天上の花もしくは天蓋花とも言われています。

田んぼのまわりに咲くこのお花。実は球根は毒性が強く、これらは、田んぼの害であるもぐらやねずみなどといった穴を掘る害獣を守るためでもあったそうです。飢饉と時には、毒の箇所をとって食していた時期もあったそうです。

彼岸花には『死』という少々不吉なイメージがあります。しかし、秋にみかける彼岸花は美しいです。最近では、白や黄色といった彼岸花も数多くみかけます。

彼岸花の花言葉を紹介してくだだいました。

Red: passion, independence, reunion, resignation, &sad memories
White: longing & Longing for someone
Yellow: cheerful mind, deep consideration

最後に彼岸花のみれるおすすめスポットを紹介してくださいました。
少々遠出になるのですが、埼玉県日高市にある『巾着田曼珠沙華公園』とても美しいとのこと。今シーズンは見頃は終わりましたが、開花時期は9月下旬から10月上旬だそうです。関西のおすすめスポットは奈良県明日香だそうです。もっと大阪からの近場は万博記念公園ということで、来年あたり、散策しながらぶらっと立ち寄ってみようかと思います。

三番バッターはM女史。な、なんと、ノートなしで、金閣寺について説明をされました。(素晴らしい!165.png)金閣寺の正式名は鹿苑寺。京都市北区にある臨済宗相国寺派のお寺です。建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築で各層、ちがった建築スタイルが施されています。室町幕府3代将軍足利義満の法号・鹿苑院殿にちなむそう。昭和25年(1950年)に放火により焼失して、1955年に再建。平成6年(1994年)にユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産に登録されています。金閣寺は三島由紀夫など多くの小説にも登場してくるスポットです。
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これからの紅葉シーズン、京都は観光客でいっぱいになります。150.png ちょっと季節をずらして冬の京都も美しいかもしれません。(底冷えはしますが116.png)冬の金閣寺いかがでしょうか。
では次回まもなくpart2のミニプレゼン紹介をこちらのブログでアップしていきます。乞うご期待!101.png  (T.M)




by connection-eigo | 2018-10-24 11:39 | プレゼンテーション

1ヶ月遅れての9月講座のミニプレゼンの紹介となります。119.png 遅れてしまい誠に申し訳ございません。

9月は台風被害に始まり、何かとバタバタした月となりました。9月下旬も台風24号が日本を横断。台風に始まり台風で〆という月でした。決して日本だけでなく世界中で台風、ハリケーン、地震と自然災害が多かったです。134.png

さて、9月6日の朝日カルチャーでの講座。
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S女史の今回の絵葉書は🐪らくだに乗った男性二人が夜の砂漠を🐪通っているシーンです。9月に平山郁夫氏のシルクロード展に赴かれた同女史、題材はシルクロードからの1シーンです。まん丸いお月さんが夜空に浮かぶシーンはまさしくこのシーズンにぴったりです。S女史、素敵な絵はがき、有難うございます。
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平山郁夫氏は私の好きな画家のお一人であります。私はまだ訪れたことがないのですが、機会があれば、是非足を運びたいのが、「平山郁夫美術館」です。
ミニプレゼンではプーシキンの展覧会について触れられました。10/14まで国立国際美術館で展覧会が開催されています。私も今週中に時間を作って行ってみようと計画しています。
9月といえばお月見。3名の方がお月さん🌝について紹介してくださいました。

まずはじめにS氏のミニプレゼンを紹介しましょう。タイトルは『月とうさぎ』。今年は9月24日が中秋の名月ですが満月は翌日の25日だったそうです。残念ながら関西地方は雨だったようです。私はちょうどこの日にイギリスから日本に帰国する日で、早朝5:00に空港に向かうタクシーの中で大きく浮かぶ満月を見ることができました。なんとも美しいお月さまでした。残念ですが、あっという間だったので、写真に収める時間はありませんでした。タイトルからおわかりいただけるかと思うのですが、月といえば、日本ではうさぎを連想します。S氏は今昔物語の中の『身を焼いた兎』の話を紹介してくれました。天竺で修行をしていた兎、狐と猿の3匹は前世に大きな罪を犯したので、獣の身に生まれ変わり修行をしていたのですが、そんな3匹の前に帝釈天が疲れ果てた老人の姿に変身して現れました。猿や狐は野山や人里に行って食物を取って老人に与えるわけですが、兎はのにも手にいれることができませんでした。非難された兎は思いつめて、火を燃やすように頼み、「私の身を焼いて食べてください。」といって自ら火中に身を投じました。帝釈天はそんな兎を憐れみ、兎を月に移したというお話。仏教説話にはこのような多くの経典が載っています。さて、この兎の話は、仏教が最初ではなく、古代中国ではすでに存在していたようです。中国では唐時代から月餅を中秋節に食べる慣習があります。S氏の本日の菓子は月餅でした。とても美味しくいただきました。101.png
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M女史も月と兎についてのお話しについてミニプレゼンをしてくださいました。その中で、兎の性格についても紹介してくれました。兎は後ろずさりすることなく前に進むのみ。なので、進出、向上や昇進のシンボルとのこと。また、兎は利口さ、献身のシンボルでもあるそうです。復活祭でもみられるように春のシンボルでもあります。日本の最も古い漫画である鳥獣戯画にも兎が描かれています。
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Y女史のミニプレゼンは『お月見泥棒』。初めて耳にした言葉です。昔、子供達は中秋の名月に限りお月見のお供え物を盗むことができたそうです。お月見泥棒に団子を盗まれたら豊作になる!ということで、昔、日本各地の農村部で行われていたそうです。はっきりした由来はわからないそうですが、江戸時代にはこの習慣があり第二次世界大戦前にも見られたそうですが、戦後にこの文化は消えていったそうです。
しかしながら、現在でも愛知県や三重県でこの伝統は残っているそうで、子供達が『お月見ください!』『お月見泥棒です!』などと声をかけて、各家を周りお菓子やお団子をもらうそうです。なんだか ハロウィン ''Trick or Treat'' と似ていますね!Y女史はいつも面白いtopicを紹介してくださいます。101.png

最後にM氏は極東ロシア旅行報告について、プロジェクターを使用して、写真を披露してくださいました。ハバロスクからウラジオストックまでのシベリア旅行記です。ハバロスクは61万人のアムール川右岸中流域に開けた町で緩やかな坂の多い町とのこと。化学工業、機械・金属工業、木材業が発展しているところで、この町の観光場所はアムール川遊覧、ロシア正教会、博物館の見学や19世紀のヨーロッパ様式の建築物のある通りの散策だそうです。

私も是非シベリア鉄道に乗ってTrans-Siberia を試みたい!と夢を抱いているのですが、このシベリア鉄道の全長は9259kmあります。このたびM氏がシベリア鉄道を乗った距離は766km。所要時間は11時間20分。日が登り始めた景色はとてもきれかったそうです。地平線が見える原野を邁進する光景は日本ではみることのない景色だったそう。

日本海面した町、ウラジオストック。人口は60万人で、ロシア太平洋艦隊の拠点の町。町の名前は『東を支配する』という意味があるらしいです。坂道が多く、神戸の港町に似ているそうです。こちらの町の主な産業は造船業と漁業そして軍関連産業だそうです。ソ連崩壊後は日本から中古車の輸入が盛んになり極東における一大市場となっているそうです。軍事委さんを用いた博物館、展望台から見る黄金橋の見学、凱旋門・革命広場とその周辺の建築物散策、港湾クルーズが観光の目玉のようです。

M氏さんの今回の旅の感想は、英語は日本より通じないがロシア市民は親切だったそうです。片言のロシア語を話すと親切に対応してくれたとのことです。食事は質素。観光客にとってはお手洗いの場所がすくなく不便を感じたそうです。北朝鮮人の人が沢山働いていて、ロシアが北朝鮮を支援していることが納得できたそうです。また観光客は韓国人の人が多かったそうです。

この旅に向けてロシア語のアルファベットを習得していかれたM氏、かなり役にたったとのことです。近くて遠く感じる極東ロシア。昔からどういうわけか気になる極東ロシア。時間ができたら是非行ってみたいと思う。

先日10月4日に10月の講座がありました。近い段階で皆さんのミニプレゼンを紹介したく思います。

10月に入り、秋もより一層深まりました。時節の変わり目は体調を崩しやすいです。どうぞご自愛ください。
(T.M.)






by connection-eigo | 2018-10-07 22:49 | プレゼンテーション

日付が変わり10/4となりました。本日は朝日カルチャーセンターでの月1の講座があります。謝らなくてはいけません! 9月分の受講生の皆さんのミニプレゼンがまだアップできていない状態でございます。137.png 
今週末に9月を完成させて,引き続き10月分をご案内いたします。取り急ぎご報告とお詫びを添えて・・・。
Terumi M.

by connection-eigo | 2018-10-04 00:36 | プレゼンテーション

8/12のお盆は如何お過ごしでしょうか?暦の上では立秋。まだまだ残暑は厳しいですが夕刻の空を眺めると、秋を少し感じる時節となりました。173.png

さて、前回は約1ヶ月遅れて7月のミニプレゼンをブログにアップしました。今回のブログは8月2日分の受講生の皆さんのミニプレゼンをご紹介します。
本日もお一人体験の方がクラスに参加されました。有難うございます174.png


こちらが8月の私の机の上に並んだお菓子です。
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皆さん、いつも有難うございます。
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8月の旬の和菓子は向日葵🌻です。
そして、M氏は7月にロシアに旅をされました。ロシアからのお土産です。
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チョコはロシアで作られたものでなくベルギーとフランス産だそうです。

さて、8月は色々な行事があります。
8月6日は広島での原爆記念日で9日は長崎。8月15日は終戦記念日です。
この時期は終戦の日本についてのドキュメンタリー番組が放送されます。NHKのドキュメンタリー『''駅の子''の戦い〜語り始めた戦争孤児〜』が今放映されています。
終戦後の話は母から話を聞いたことがありますが、この番組を見ていると戦後の日本にはこんなに多くの戦争孤児がいたのだと。国自体が貧困に喘ぎ、ひとりひとり自分が生きるのに精一杯。このような体験をされた方は現在80歳を超えた方々。路上生活を経験した孤児たちは、過酷な経験をしてきており、多くの人はそういった過去をひた隠して生きていらっしゃる方も多くおられます。

終戦を迎えて今年で73年が経ちました。しかし、ようやくこのような方々が語り始めました。戦争を知らない世代がこの日本を担っていくわけですが、改めてこういう方々のお話しに耳をしっかり傾けることが大切だと思います。

S氏も6歳のころ、広島に住んだ経験があり、戦後の日本について、少しお話ししてくださいました。終戦の日が6歳だったということで、昭和天皇がラジオで終戦の詔書を読み上げた時の事は今も鮮明に覚えてらっしゃるとのことです。今も世界では内戦が勃発している地域が多くあります。世界が大きく変動している現在、日本はどのように世界に発信していけることがあるのでしょうか?

まず始めにS女史のミニプレゼンを紹介します。今回は天声人語からです。101.png
うなぎについて・・・。ニホンウナギが絶滅危惧種であるということ。今年も養殖用の稚魚がとれず、値段も上がるばかり・・・。M氏によると値段が(うなぎ?)上がりになり、消費者が購買を控えて養殖業者は売れずに反対に困ったそう。天声人語でのコメントは、好きだからこそ控える。そんな姿勢もあっていいのではないか?
さて、筆者曰く、土用鰻に変わるものは何がいいか?土用卵、土用蜆、土用餅か。147.png
さて、土用は英語でDogs Day (ちょっとピンと来ませんが)
面白いサイトを見つけました。ご興味のある方はこちらをクリック。

S女史、今回も素敵な絵葉書を描いてきてくださいました。110.png
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次にS氏のミニプレゼンです。109.png

前回に続き建築へ向かう旅です。積み上げる文化と組み立てる文化。西洋では昔から日干しレンガや石材を積み上げていく組積工法が発達しているのに対し、日本や東南アジアでは昔から木造軸組工法が発達した。前者が壁の建築ならば後者は屋根の建築であるという。室内は1室住居で間仕切るのではなく、屏風や衝立や几帳などを使っての軽い仕切りとなる。一つ屋根の下の理論は、文化面からも見ることができる。神と仏を一緒に祀る。ポークカツレツをとんかつに、ラーメンやカレーライスを日本食にアレンジし、日本語をみると大和言葉と中国語を共存させた二重構造の現であり、最近ではカタカナを用いての表記が多い。屋根の内にいる者と外にいるものとで『身内』と『他人』あるいは『家』と『世間』という関係がうまれるという。西洋では、このような概念は気薄である。厚い壁は音を遮り、一目を遮るそこには個人だけが存在し、個人の思想が育つ。という内容。非常に興味深いですね。西洋と一口にいってもどこが対象かとなるところなのですが、私の知る限り、英国やドイツ北欧といった国々では個人の意見を尊重します。幼少のころから自分の部屋が充てがわれ、親と離れて寝るというのが基本となります。146.png

S氏のコメントのように。建築からみた文化論は非常に興味深いものがあります。すでに廃刊のようではありますが、中古本として出ていたので、購入しました。関東から戻ったら本が届いているはず!わたしもこの本を読んでみようと思います。101.png
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Y女史は現在兵庫県立美術館でのプラド美術館展についてお話しされました。主題別に7つの章で展示されていて、主にベラスケスの作品を中心に17世紀のスペインの黄金期の宮廷美術を観ることができるとのことです。Y女史の心残りは何の準備もせずに美術館を訪れたことだそうで、夏休みが終わったら改めて足を運びたいとのことです。こちらの特別展は10月14日まで開催されているので、私も時間を作って訪れたいと思います。
こちらのプラド美術館展についての詳細はこちらをクリックください。

ちなみに兵庫県政は150周年を迎えるにあたり式典が行われました。なんと、初代兵庫県知事は伊藤博文だったそうです。146.png
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次にM氏。父親と育児の仕事についてです。日本経済新聞7/21の夕刊記事からです。育児に参加したいと考える男性が増える中、政府は男性の育児休業取得率を2020年までに13%に増やすことを目標としたそうです。2017年度の数値はこの目標値よりもはるかに程遠い5,14%。やはりまだまだ、男性の育休取得については社会全体的に浸透はしていないようです。柔軟な制度の導入が計画される中、そのお手本となる事例が三重県とのことです。なんと、同県の男性職員の2017年度の育児取得率は25%!これからどんどんと働く場が多様化していく日本は人手不足をどう解消していくかも大きな課題となっていきます。さて、英語で女性の育休はmaternity leave173.png男性の育児休業はpaternity leaveと言います。

来月M氏のプレゼンは極東ロシア旅行報告についてです。プロジェクターを用いて、ハバロフスクからウラジオストクまでのシベリア鉄道の小旅行について語ってくださいます。楽しみです。101.png

次回の講座は9月6日です。どうぞ良いお盆をお過ごしください。 (T.M)



by connection-eigo | 2018-08-12 23:35 | プレゼンテーション