2023年 06月 26日
フロリダでの留学体験記②
前回に引き続きアメリカ留学体験記をご覧いただきありがとうございます!
前回まではホームシックでずっと日本に帰りたかった私ですが、そんな私の気持ちはある時から一転しました。
それは周りの友達や先生たちが私のホームシックに気付き、話を聞いてくれたり、遊びに誘ってくれたりするようになった時でした。
ブラジル、中国、台湾、韓国、サウジアラビア、イタリア、コスタリカ、エクアドル、エジプト、トルコ…世界中から集まったたくさんの人たちが私を外に連れ出してくれて、たくさん楽しい時間を過ごしてくれました。
日本人の友達たちも「一緒に頑張ろうよ」と励ましてくれました。その時やっと私は“留学に来た理由”を思い出しました。
私は、こうやって今までに関わったことのなかったいろんな文化やバックグラウンドを持った人と一緒に過ごして、何かを感じて、経験を得るまでは変えるわけにはいかないんだ。
そう思えるようになってからは、毎日が楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
いつの間にかホームシックなんて無くなっていました。
私の友人と先生たちには感謝の気持ちしかありません。
今でも多くの友達と連絡をとっています。
そして12月からは現地の大学に行き、アメリカの現地の生徒たちと授業を受けました。
私はArt(芸術)、Film(映画)、Sports Science(スポーツ科学)の講義を受講しました。
初めは英語の速さに動揺して、宿題が何かもわからないことすらありました。
しかし、今まで学んだ英語を生かして自分で解決しようと思い、わからない時は隣の学生に聞いたり、教授に授業後聞きに行ったりメールをしたり、大学内にあったチューターが課題を1:1でサポートしてくれるセンターに行ったりして、一つ一つ自力で解決するようにしました。ネイティブスピーカーと同じ課題をして成績を取るのは明らかに難しいことです。
それでも努力の甲斐もあって、無事に単位を取得することができました。
一番自信がついたことは、個人プレゼンテーションで100点満点中95点を取れたことでした。
とても緊張しましたが、達成感もありスコアを見てからは嬉しくて家族に連絡しました。
初めは「私留学生だから…」と自分の立場を理由にどうせできないのだと思ってしまっていました。
しかし、ある日、そんな否定的な考え方を変える出来事がありました。
それは授業中に複雑な説明を聞いて混乱し、隣にいたアメリカ人の学生に質問をした時でした。
「教授の言っていることが難しくてどうしたらわからないから、簡単な言葉で説明してくれない?」とお願いをしました。
すると彼女からは予想外の答えが返ってきました。
彼女は「私もわからない、多分誰もわかってない」と言いました。
その瞬間、いつも「自分の英語がダメだからわからないんだ」と否定的になっていた私の気持ちは、「すべての問題が私の英語な訳ではない!今私はアメリカ人でもわからないくらいに難しい課題を課される場所にまで来ることができていたんだ!」と肯定的な気持ちで、自分の限界を自分で決めてしまっていたことに気がつきました。
そして帰国日が近づくにつれて、たくさんの経験を積んだと同時に
帰りたくない!
まだここでもっとたくさんのことを学びたい!
という気持ちが大きくなっていきました。
自分でもこんなに最初と気持ちが変わるなんて予想してもいませんでした。
この8ヶ月間の留学は、私の人生にとって大きな成長と経験を与えてくれました。
留学に行かせてくれた家族、留学中にたくさん励ましてくれて、楽しい思い出を一緒に作ってくれた世界中の友達には本当に感謝しています。
次回の留学体験記ではアメリカの学校のアクティビティ、イベントや街の様子をまとめてご紹介します!

