2022年 08月 24日
朝日カルチャーセンター中之島教室「英語で学ぶ日本文化」August 4th, 2022
Reduced Heatとでも言うのでしょうか。今年の夏は酷暑続きで、厳しい夏となりました。今も日中は暑さの厳しい日がありますが、朝夕は少し暑さが和らいできているように感じます。

J女史は延喜式(927)における諸国貢進菓子-Tribute to Imperial Courtについてです。この時代から例えば、丹波の国は栗を貢物として朝廷にそして河内の国は蓮根と、リストアップしたものを紹介してくれました。
ちなみに延喜式とは平安時代中期に編纂された格式(律令の施行細則)で、三代格式の一つであり、律令の施行細則をまとめた法典である。詳しくは下記をクリックしてみてください。
『延喜式』と諸国の物産-食材貢納と特産品の視点から
M氏は蝉の寿命についてです。日本ではセミは地上に出てたった1週間で命を終えてしまうのか?そんなに短命なのか?と疑問に思ったM氏はこのことについて調べてミニプレゼンのテーマとしました。セミの幼虫が地中で過ごす時間はアブラゼミで2~5年、クマゼミで4~5年と長いのです。地上に出てきたセミは繁殖を終えると役目を終えるそうでなんと捕食者に襲われなければ3週間から1ヶ月も生きているということが研究でわかったそうです。さて日本には5種のセミがいるそうです。(にいにいぜみ・あぶらぜみ・くまぜみ・みんみんぜみ・つくつくぼうし)ちなみに関西に一番多い種類のセミはクマゼミだそうです。
クマゼミ
さて、セミの季節は終わり、最近はこおろぎのなく季節シフトをしはじめました。
追加として、M氏が庭に植えてある百日紅を紹介してくれました。恥しながらこの感じの読み方がわからなかった私
この講座の後にひとつ賢くなりました。さるすべりです。M氏に写真をいただいたのですが期限が切れてしまい閲覧ができなくなりました。夏から秋にかけて長く美しく開花する落葉樹です。

S氏は箸(chopsticks)についてです。8月4日は『箸の日』だそうで東京山王日枝神社、奈良吉野杉箸神社や徳島箸蔵寺ほか日本各地で行事が開催されるそうです。食事のスタイルや箸に関する歴史など様々なことについて紹介をしてくれました。箸を使う食文化圏(日本・中国・韓国・ベトナム・タイ・シンガポール)は世界の区分でみると28%だそうです。(注:これはナイフやフォークといったものも併用されているのできっちりと区分されているものではない)同じアジア圏内においても箸の置き方から食事の様式も様々です。日本の色々な都道府県に住まれてた経験をお持ちのS氏、箸と橋のイントネーションについて最後紹介していただきました。 ● 箸-chopsticks 東京イントネーション
→ はし(頭高型) 大阪イントネーション
→ はし(尾高型)
● 橋-bridge 東京イントネーション
→ はし(尾高型) 大阪イントネーション
→ はし(頭高型)
受講生の皆さん、いつも興味深いミニプレゼンありがとうございます。これを通じて色々なことに視野が広がります。次回の講座は9月1日(木曜日)です。宜しくお願いいたします。 (T.M)
今日8月24日は処暑。暑さもようやく峠を越え和らぎはじめるという意味で、朝夕次第に秋の気配が漂う時期に入ります。英語では
さて、8月はあれよこれよと言う間に後半を迎えました。もうすぐすると9月ですね。












by connection-eigo
| 2022-08-24 22:31
| プレゼンテーション