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朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』February 6th, 2020

3月に入りました。 新型コロナウイルス感染の影響は拡大するばかりです。もちろん、免疫力のない方、身体的に疾患をお持ちの方、小さなお子さんには非常に脅威を感じるものでありますが、様々な情報が行き交う中で、社会の閉塞感により心理的にも大きな影響を与えているように思います。公共でいざこざや口論がおきたり、また小中高が閉校したことにともない、保護者の方はもちろん、子供や、学校関係者も戸惑い、また経済的打撃も日に日にひどくなってきています。自然災害、国際問題に国内情勢のあれこれ。また予期されなかった今回の新型コロナウイルスがもたらす混乱、世界は次第にそして確実に内向き志向になってきているような気がします。こういうとき、人間というものは意外と弱く心理的にとても影響されやすい傾向にあると思います。SNSといった便利なツールで利点もあるのでしょうが、一方で、たくさんの情報が行き交い、憶測だけの話題も多く飛び交い、非常に怖いなあ、と改めて痛感いたします。当面多くのイベントも中止になり、当面、このコロナウイルスにより悶々とした日々が続きそうですが、とにかく少しでも早く正常に戻ることを願いたく・・、本題に入りたいと思います。174.png

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2月の講座の私の机の上です。今月も皆さんからの数々の資料と頂いたお菓子です。Thank you110.png

今回のトップバッターはJ女史です。『花』は何を指す? です。2月は梅の季節です。お花見というと、桜179.pngを思うのですが、奈良時代では梅の花が対象だったそうです。万葉集には、40の和歌が桜が描写されているのに対し、梅についてはおよそ100もの歌が唄われたそうです。しかしながら古今和歌集ではこの数が, 逆転したそうです。嵯峨天皇が、812年に神泉苑で桜の花の会、『花の宴の節』を開催したことにより公家文化で広まっていったそうです。179.png179.png

A女史は、料理付きの光孝天皇についてです。光孝天皇は55歳の時に第58代天皇として即位しました。
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しかし親王の頃は非常に貧しかったそうです。徒然草に記述があるそうですが、天皇自らが料理をしたということです。四条流庖丁式とは、平安時代から始まると伝えられる日本料理の流派で、この起源は、藤原山蔭(四条中納言、824年 - 888年)が、光孝天皇の勅命により料理作法の新式を定めたことに由来すると伝えられているそうです。A女史がこの四条流庖丁式についてのwebサイトを紹介してくれました。リンクをはることができませんでした。ご興味のある方は、四條司家食文化協会で検索してみてください。110.png
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T女史は、日本食の基本となる出汁について。出汁にはうまみ成分となるものが含まれています。T女史曰く、日本食はもちろんのこと、イタリア料理にもこのうまみ成分の宝庫だそうです。個人的な意見ですが、これは大いに賛成。101.png イタリア料理に日本酒を組み合わせてお食事を楽しめるレストランがあります。非常にマッチングするのです。113.png グルタミン酸が多く含まれる昆布、その中でも北海道の昆布の種類と、また美味しい出汁の作り方について紹介してくれました。北海道の真昆布がおすすめだそうです!

M氏は、蟹に虫がついているわけは?です。2020年の1/19付けの日経新聞より。の漢字をよく見ると、確かにがついています。なんと、蟹行文字とはローマ字など横方向に書き進める横文字のことをいうそうです。なるほど、蟹が横にあるくことに由来する言い方ですね。正確には''Kaikou''と読むそうです。
私たちがむしの意味でつかっているこの感じは本来頭の大きな蛇である『まむし』を象った象形文字に由来するそうです。本来は虫を3つ集めただったそうです。虹という漢字にも虫がついています。中国ではニジは山から山にわたる双頭の大きな龍と考えれて虫がついたそうです。虫はやがて水中の小動物にも・・・。(たこ)、(ハマグリ), (えび)などなど。 146.png

S女史の今月の天声人語は2020年1/16付けのものです。冒頭部分をご紹介しましょう。冬枯れの庭を濃い紅色の花で飾るツバキ。晩秋から咲くサザンカと混同されることをままある。花が首からポトリと落ちればツバキ、花びらが散るのがサザンカ。そんな見分け方をむかし祖母に教わった・・・。(省略)ツバキを見ると、何とはなしに和装の女性を連想する。『散り際が侍の首切りを思わせる』と嫌った人もいるそうだ。・・・。
さて、ツバキから妖女を連想したのは漱石だそうで、『草枕』では、主人公の洋画家がツバキの花の色をただの赤の色ではないと論じている。
この天声人語を書した人によると、いやはや、妖女思い浮かべたことはなく、寒さに耐えて凛と咲くその姿に目を奪われる。いてつく朝に映える花である。と。

次にS史のミニプレゼンは、家紋と紋章についてです。紋章は英語でEmblemで家紋はFamily Crestと言います。日本の紋章は十六弁八重表菊という八重菊を図案化した菊紋です。ちなみに日本は法律で国章を定めていないとのことですが、皇室の紋章であるこの十六弁八重表菊が慣例的に国章に準じて扱われているそうです。S史は英国の紋章も紹介してくれました。
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ちなみに日本の首相の公式の紋章は、
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そして水戸黄門で有名な『この御紋が目に入らぬか!』は葵の御紋、徳川将軍家の家紋です。一般人が自由に家紋を使えるようになったのは明治時代からということで現在、日本には1万以上の家紋があるそうです。
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最後にM女史のミニプレゼンです。日本の竹文化についてです。竹は昔から日本の文化に深く関わっています。竹取物語にかぐや姫といった昔話。七夕祭にも笹の葉を使います。(そういえば、えべっさんも笹の葉ですね。)

藪蛇、藪医者、木に竹を接ぐ、そして竹を割ったような人という具合に竹に関連する言い回しも紹介してくれました。
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竹は驚くべき早く成長するそうです。竹稈は50日から60日の期間に20センチメートルほど成長して止まるそうです。生命力の強さを象徴する竹。一方で地下の根っこがどんどん横にはっていくので、住宅の敷地内まで侵入するといつの間にか床からタケノコが顔を出しているということも起こりかねないそうです。これから竹のおいしい季節になりますね。2月から3月には新鮮な竹が出回り、早い時期の竹の子は生でお刺身としていただけるそうです。101.png
最後に、M女史よりExhibitionについての紹介です。

残念ながら現在は閉館中となっています。142.png


3月の講座は5日となります。現在のところ、変更はないようです。こんな時期だけにほんの先の予定も見当がつきませんが・・。早く収束することが願うばかりです。134.png  (T.M)




by connection-eigo | 2020-03-02 19:02 | プレゼンテーション