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朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』Feb.7th, 2019 Part ①

先週末から昨日にかけて冷たい週末となりました。でも時折雲から顔を出す太陽の日差しはすっかり春を感じさせる時節となりました。
先週の木曜日は朝日カルチャーセンターでの月1回の講座の日でした。今回は体験の方がお一人クラスに入られました。
今月の私の机は・・・。101.png
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いつも美味しいお菓子有難うございます。111.png 2月のお菓子は、やはりバレンタインデーということでチョコレートが主流のようです。さて、和菓子では?? 調べたところ、鶯餅椿餅がこの時期の菓子のようです。

2月は如月、でも他の別名も沢山あるのですね!M氏が白板に記してくれました。Thank you!
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この日のトッププレゼンターはA女史です。タイトルは『能と共通語』。能はおよそ650年前に生まれた古典演劇です。そして現存世界最古と言われているそうです。時代と共に、社会が変われば道徳観念も変わる、芸能は時代と共に新しいものに変わっていくのという運命にあります。そんな中、能は650年もの間、舞台・台本・能面・装束・演出・楽器・作曲や振り付けそしてセリフの発生や発音まで昔の面影を色濃く残し、今に伝承されている演劇だそうです。146.png

3代将軍家光の時代ごろから能は、日本語という共通語を確立するのに大きな土台となったそうです。当時の日本には地方の方言以外共通語は存在しなかったそうです。
能は武士が正しい発音、豊かな声量、優雅で荘重な身のこなしをつけるための教科書、つまりは『支配者の芸能』として発達していったようです。また能は文章・演出などの勝手な変更は禁じられ、『進化をきんじられた演劇』となっていったそうです。最後に侍の言葉が堅苦しくやや仰々しい言葉の印象を受けるのは能や狂言の話し言葉、『手紙文』の書き言葉が取り入れられているからとのこと。この喋り方が武士の権威や威厳を表すための効果が発揮されたそうです。私は個人的には狂言がとても好きで、年に2〜3回は狂言鑑賞を楽しみます。昔、祖母がよく時代劇をみていたせいか、狂言で話されている言葉もある程度理解することが出来まが、知らない言葉や表現が沢山でてきます。コミカルな演技はテンポも非常にあり、面白く、おすすめの芸能の一つであります。101.png

次にM女史のミニプレゼンです。1/29から4/14まであべのハルカス美術館にて『驚異の超絶技巧!』の展覧会が開催されています。明治工芸から現代アートまで、数々の牙彫や七宝、木彫といった凄技の工芸作品が展示されているそうです。明治時代に入ると、今まで江戸幕府の規制の中の工芸が大きく変わりました。新しいシステムのもとより自由な発想で作品は作られていきます。1855年におけるパリ万国博覧会、数々の日本の文化や美術が欧州に紹介されたと同時に、日本の芸術家も洋画の技法などを学んでいくキッカケとなりました。当時、浮世絵がフランスの画家の間で脚光を浴び、japonismの到来です。浮世絵に青磁器、そしてなんとメタルワークもそのうちの一つで19世紀後半のアールヌヴォーに影響を与えたそうです。
パンフレットを一部いただいたのですが、遊び心があって、細工が非常に細かい!146.png 私も開催中、是非、展覧会を訪れたいと思います。101.png
次に、M氏・・。タイトルは『七福神』。先月の7日に阪急電車主催の阪急沿線西国七福神福めぐりに参加したM氏。なんと毎年この七福神めぐりにお詣りされるとのこと。146.png 日々からウオーキングを日課とされている同氏、7.7kmのこの徒歩コースは、朝飯前といったところでしょうか。私も阪急沿線に近いところに住んでいるのですが、こんな面白い企画があったなんて、知らなかった146.pngです。
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日本からもとからある神に仏教の影響を受けた神々(もしくは仏)はインドが発祥、そして中国の道教を受けてここ日本に到来した神々。恵比寿天、大黒天、毘沙門天、弁財天、寿老人、福禄寿、布袋尊の7福神です。
7社参拝すると色々グッズももらえるみたいで楽しそう!期間限定なので、ご興味のある方は阪急沿線情報をチェック!次回は来年1月ですね。102.png

A女史は、M氏に少し関連のあるミニプレゼンを発表してくださいました。Buddhist Deities ~テンブ天部~です。日本には数多くの神々がおります。八百万の神に仏教の如来に菩薩etc.,ここでY女史が紹介してくれたのは、天部の神々です。先程のM氏のミニプレゼンで説明があったのですが、七福神は、インドや中国そして日本の神々があります。その中で恵比寿だけが、神道オリジナルの神となります。
天部の神々は仏教カタゴリーに属します。三角形のヒエラルキーのように、トップは如来グループ、次に、菩薩グループ、3番目は明王部そして4番目に天部のグループが来ます。天がつく神とは、帝釈天に毘沙門天、七福神もこちらのグループに所属します。私の大好きな阿修羅もこちらのグループとなります。天部に所属する神様は、仏教の守護神とでもいったら良いのでしょうか。A女史は詳しく、天部の神々について説明をしてくれました。こちらの神々は、プライドもあり、嫉妬心もあり、怒りもあり、人間のような煩悩を持っています。まるでインドの神々のようです。(ギリシャの神々にも共通するところも多いにあり!)興味深いのは、天部の神は不滅ではないこと・・、です。

今回はpart❶と❷に分けて受講生の皆さんのミニプレゼンを紹介しています。今回は4名分をアップしました。次回も乞うご期待101.pngください。169.png





by connection-eigo | 2019-02-13 22:49 | プレゼンテーション