2018年 12月 23日
特別講座『くりすますあれこれ』
『くりすますあれこれ』を開催しました🎄ちょうどこの日は冬至の日だったので、初めのイントロダクションに日本での冬至の慣習を紹介して、それからクリスマスについて英語で一緒に読みました。クリスマスというと、イエス・キリストの生誕を祝う日で、キリスト教徒は教会でミサに出席する・・・、というイメージが先にきます。実際、クリスマスは宗教的な祝祭ではありますが、私たち日本人がお正月に家族団欒に過ごすのと同じで、クリスマスは美味しいご馳走を食べて、プレゼント交換をしたりなどとゆっくりと過ごす日でもあるのです。🎁
12/22土曜日、MUSEみてじま校にて、特別講座 Le club先ほど冬至について触れましたが、古代ローマやスカンジナビア地方などでは、この時期に祝宴が行われました。例えば、気候的に近くて農耕民族である古代ローマは、私が思うに、日本の暦のサイクルが非常に近いものがあるなあ〜と思っています。 古代ローマでは冬至の時期にサツナリアというお祭りが行われました。農耕の神であるサターンを讃えるためのものです。日本も江戸までは旧暦を使っていたので、冬至ごろが新嘗祭にあたりました。新嘗祭は新米を神様にお供えして来年の豊作を祈願するお祀りごと。(今は勤労感謝の日)
またスカンジナビアでは、冬至の時期は暗黒の闇の世界。大きな切り株を家に持ち帰ってこの切り株の火が消えるまで、光を灯したりまた篝火を起こしで、踊ったり、祝宴をしたりして、太陽の再来を願ったそうです。Yule logというのですが、違う名称で、よく知られているのは、Bush de Noel. 切り株を型どったケーキは、クリスマスの定番です。
次に、クリスマスのシンボルについて5つほど紹介し、由来についてお話ししました。あまり時間がなかったのですが、英国のクリスマスについてほんの少し触れました。🎁
さて、この度、クリスマスティーとシュトーレンを参加者の皆さんにお出ししました。このシュトーレンは山口に住む私の友人夫婦からです。毎年、美味しいシュトーレンとパンを送ってきてくれます。今年は、このシュトーレンを皆さんに召し上がっていただきました。
師走の慌ただしい時期に特別講座にご参加いただきありがとうございました。
Happy Holiday! 🎄
(T.M)
by connection-eigo
| 2018-12-23 18:13
| イベント