朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』Oct 4th, 2018. ②

10月最後の月はハロウイン🎃ケルティック暦では昔、年の終わりの日、あの世から霊魂が戻ってきて、悪霊が人間や動物の体に入り込むことを避けるために、マスクをつけて衣装をつけて、大きな篝火をたいて宗教的な儀式を31日の夜から翌朝にかけてとりおこなったそうです。またこの時期は収穫の時期でもあるので、きっと来年の豊穣を願うための祈りでもあったのでしょう。日本もこの時期から収穫を祈願するお祭り(お祀り)が日本各地で行われます。明日から11月ですが、11月23日は勤労感謝の日。今日ではあまり耳にすることがないのですが、新嘗祭が行われます。新米を神に捧げて、また感謝をして頂く。アメリカ合衆国もThanks Giving Dayという大きな収穫祭が祝われます。
本日はハロウインということで、まずは、こちらの写真。
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10月に入り、関西地方の天候は落ち着きました。6月から9月にかけて、様々な天災に振り回されました。第二段のプレゼンの紹介は、まさしく気候についてM氏がミニプレゼンをされました。154.png タイトルは『豪雨・猛暑は地球温暖化と関係があるのか?』10/1の日経夕刊から引用されています。皆さんの記憶にまだ新しいかと思います。7月の西日本豪雨は広い範囲に、長期間に大雨が降り、このため200人以上の死傷者を出しました。また猛暑に見舞われ、気温は40度越え・・・。9月の台風、特に21号は関西にて猛威を振るいました。さて、これらは地球温暖化に関係しているのか?日経の編集者が言うところによると、豪雨や猛暑などの短期的な現象を数十年から百年の長期の気象現象である温暖化とは単純に結びつけることはできないとのこと。ではありながあら、このような異常気象の原因は温暖化の影響も推定できるとのことです。気温や海水温が高めの傾向が続いていれば、台風21号のように勢力を弱めずに日本に接近しやすくなります。温暖化がすすめば、こうしたことが頻繁に起こるのは研究によって証明されているそうです。たしかに35~38℃の気温が上がる猛暑に豪雨の発生確率が年々高まっているように感じます。日本だけでなく世界中、気候パターンが変わってきています。

次にY女史のミニプレゼンです。Aidai Matsuri『Sad-eyed lady at the festival of the age』173.png 時代祭は京都の三大祭りの一つです。Y女史はこの有名なお祭りにまつわるエピソードについてお話されました。由来は桓武天皇が794年に長岡京から平安京平安に遷都した1100年の奉祝行事として、明治28年に始まりました。
この時代にまつわる女性のエピソードについてY女史はテーマをあてました。寂しげな目をしたレディは和宮降嫁、孝明天皇の異母姉妹。彼女の物語は時代祭の人気のある行列のひとつです。和宮は、すでに6歳のときに有栖川宮熾仁親王と婚約をしていましたが和宮は幕府と朝廷の橋渡しとして徳川家に嫁ぐことになりました。兄である孝明天皇の説得により本当に仕方なく降嫁を受け入れたそうです。夫である家茂、和宮に気を遣いなにかと贈り物を送り、4年間という短い期間でしたが、一緒に江戸に居を構えましたが、なんと20歳という若さで家茂は他界。和宮の31という若さでなくなりました。幕末という激動の中を生きた女性、和宮であります。
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次に、S女史は9/16の天声人語について紹介されました。『風が吹けば桶屋が儲かる。』ある出来事がめぐりめぐって思わぬ結果をもたらすことのたとえ。9/16は私はその時英国にいておりニュースがリーマンショツクの話題のニュースよよく耳にしたことを思い出します。そんな中こちらの天声人語もリーマンブラーザーズとトランプ大統領をかけてこんなフレーズが記載されていました。『リーマン・ブラザーズが潰れるとドナルド・トランプが大統領になる』。なかなか素晴らしい出来だと感心! 10年前の9/16がまさに金融大手のリーマンが破綻に陥った日であります。当時、多くの人が職を奪われ苦しみました。一方でバブルを煽った金融機関の多くは生き残り、多くの政治家に対してのデモがありました。トランプ大統領の参謀役だったスティーブン・バノン氏が政治にかかわったきっかけがこの金融危機だったといいます。天声人語の締めくくりは、リーマンショックは経済だけでなく政治の世界にも大きな傷をつけることになった。そして政治のほうが長くのこりそうな傷である。日本社会も格差社会という時代のなかで、社会が大きく変わっていっています。さてこれからどうなっていくのでしょうか。疑問が残ります。

そして、このブログの最後。
M女史はThree-legged birdについてのミニプレゼンです。日本はその翻訳のごとく三足鳥または八咫烏(やたがらす)。
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この生き物は、三本足のカラスとして知られ古くよりその姿絵が伝わっていって、日本神話においては神武東征の際に、神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラスです。この3本足の鳥(烏)は日本だけでなく、エジプトの神話にも現れ、またペルシャや小アジアにもみられるものだそうです。中国古代の説話にようろ太陽の中にいるという3本足の烏で太陽の異称でもあるそう。どうして3本足なのか?いくつかの説があるらしいですが、その一つとして、昔、熊野は榎本氏、宇治氏と穂積氏(藤原鈴木氏)によって支配されていたという説もしくは、知(wisdom),仁(benevolence)そして勇(valor)の3つの美徳の神々を意味していたと言われています。そして、中国の思想からの影
響も強くあるので、この3の意味するのは天・地・人という三徳という儒学に基づいているのかもしれません。

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今回のM女史のプレゼンで発見した驚きは日本のサッカーチームのemblemです。
このシンボルは1931年に起用されたそうです。日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助氏に敬意を表したもので、彼はる那智勝浦町の出身ということで、この八咫烏のモチーフにしたという一説があるとのことです。


さて、明日から11月。今年も残すところあと2ヶ月となりました。急に冷え込む時節となりました。どうぞご自愛ください。

明日は講座の日です。朝日カルチャーでお会いしましょう。 (T.M)174.png


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by connection-eigo | 2018-10-31 21:57 | プレゼンテーション