朝日カルチャーセンター中之島教室『英語で学ぶ日本文化』Oct 4th, 2018. ①

10月の『英語で学ぶ日本文化』今回は新しいメンバーの方も増えました。101.png私の机に並んだスイートは・・・。旬の果物に菓子。食欲の秋!ダイエットは
厳しそうです。
c0215031_09445574.gif
10月の講座は2部に分けて紹介していきます。まずはpart.1

今回のトップバッターは、S氏。日本の神様、神道についてお話されました。10月は神無月。出雲大社に全国の神様が集まって話あうので、各地に神がいなくなるので神無月。(ちなみに島根県では神在月と呼ぶそう・・。)
いつ頃からこう呼ばれるようになったのかは不詳だそうですが、有力説によると、『神無月』の『無・な』の『の』という意味らしく、『神の月』で神を祀(祭)る月。6月の水無月が『水の月』だとのこと。
神道は古代日本が起源で、自然や自然現象などにもとづく多神教(polytheism)で自然と神とは一体として認識され神と人間と結ぶ具体的作法が祭祀であり、それをとりおこなうのが神社であるとのこと。S氏は最近『神道入門』〜民族伝承学から日本文化を読む〜著:新谷尚紀(ちくま新書)を読まれたそうです。これによると日本の神道はいくつもの信仰が繰り返し上書き保存されたものと捉えているそうです。非常に興味深いことは、神道とは形式であり容器であること。たとえていえば、バスや電車。つまり時代ごとに様々な乗客が乗ってくる。本質は素材(マテリアル)でなく形式(フォルム)にある。
主要な部分は祈念祭(としごいのまつり)=豊穣祈願を中心とするまつりごとだったそうです。ここでS氏が触れたフォルムのように神道は時代とともに変遷があり、私が思うに、一口に神道とは何なのか?と尋ねられて簡単に、ひとつのカテゴリーにいれるのは難しいということ。しかしながら、神道という中核的な『伝承』はきっちりと引き継がれていて、それは古来以来稲作の王としての天皇を中核として伝承されてきている人々の素朴な自然と生命への感謝の念と禊ぎ祓えの実践によるその信仰の意思表示の体系であるということです。S氏のミニプレゼンの中で、とてもいいポイントをつたえられたところは、神道は流動的な歴史を持って伝えられているのので、その実態はいわば動画であり、それを静止画としてある時期の神道をもって真の『神道』とはこれだ、というように固定化させて考えるのは大きな間違いである。というところです。これは私の意見なのですが、近代歴史の中で日本は立憲君主国家の名のもと、天皇崇拝を中心とする国家神道をとった時代もあり、このように政治的イデオロギーで使用されたこともあるので、ここら辺は現在にいたってもおおきな論争をもつところになると思います。
宗教(religion)というのは日本古来の言語の概念ではなく近代になって英語のreligionを翻訳して作られた新しい語であります。なので、神道は宗教か?宗教でないのか?という問題は歴史的にみれば明治元年の1868年から終戦を迎えた1945年の80年間に創出された問題にすぎないそうです。古代・中世、近世を通じての神仏習合の時代にはありえなかったそうでまことにそこが奥深く興味深いところなのかもしれません。私も一度読んでみようと思います。S氏おすすめ本。
c0215031_10433306.jpg
次にこの本は身体論という本ですが、非常に興味深かったので、紹介いたします。スポーツからみた文化背景や歴史など哲学に大きく関わっていて、とても興味深い一冊となりました。
c0215031_10461154.jpg
次にA女史はHIGANBANAについてお話をされました。お彼岸の季節になると道端に咲いているお花。彼岸花の正式名書はLycoris Radiataと呼ばれていますが、他にもRed spider Lily やCluster Amaryllis などなど他にも違った名称を持っています。国によっても呼び名が違うようです。
c0215031_10504810.jpeg
彼岸花は中国から仏教とともに日本へもたらされたお花です。彼岸とはあの世という意味であります。このお花は曼珠沙華とも呼ばれており、法華経によると黄泉の国で咲く花だと描写されているそうです。曼珠沙華は天上の花もしくは天蓋花とも言われています。

田んぼのまわりに咲くこのお花。実は球根は毒性が強く、これらは、田んぼの害であるもぐらやねずみなどといった穴を掘る害獣を守るためでもあったそうです。飢饉と時には、毒の箇所をとって食していた時期もあったそうです。

彼岸花には『死』という少々不吉なイメージがあります。しかし、秋にみかける彼岸花は美しいです。最近では、白や黄色といった彼岸花も数多くみかけます。

彼岸花の花言葉を紹介してくだだいました。

Red: passion, independence, reunion, resignation, &sad memories
White: longing & Longing for someone
Yellow: cheerful mind, deep consideration

最後に彼岸花のみれるおすすめスポットを紹介してくださいました。
少々遠出になるのですが、埼玉県日高市にある『巾着田曼珠沙華公園』とても美しいとのこと。今シーズンは見頃は終わりましたが、開花時期は9月下旬から10月上旬だそうです。関西のおすすめスポットは奈良県明日香だそうです。もっと大阪からの近場は万博記念公園ということで、来年あたり、散策しながらぶらっと立ち寄ってみようかと思います。

三番バッターはM女史。な、なんと、ノートなしで、金閣寺について説明をされました。(素晴らしい!165.png)金閣寺の正式名は鹿苑寺。京都市北区にある臨済宗相国寺派のお寺です。建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築で各層、ちがった建築スタイルが施されています。室町幕府3代将軍足利義満の法号・鹿苑院殿にちなむそう。昭和25年(1950年)に放火により焼失して、1955年に再建。平成6年(1994年)にユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産に登録されています。金閣寺は三島由紀夫など多くの小説にも登場してくるスポットです。
c0215031_11390462.jpeg
c0215031_11392586.jpg

これからの紅葉シーズン、京都は観光客でいっぱいになります。150.png ちょっと季節をずらして冬の京都も美しいかもしれません。(底冷えはしますが116.png)冬の金閣寺いかがでしょうか。
では次回まもなくpart2のミニプレゼン紹介をこちらのブログでアップしていきます。乞うご期待!101.png  (T.M)




[PR]
by connection-eigo | 2018-10-24 11:39 | プレゼンテーション