2017年 09月 02日
梅田産経学園『フリートーク』April 21st - September 1st 2017 ダイジェスト
9月になりました。東日本の南海上の台風の影響のためか、ここ二日間ほど、涼しい日が続いています。
9月に入ると、さすがに秋を感じる時節となりました。
今回もダイジェスト版です。
4月21日は S氏のプレゼンテーション。『わさび&スパイス』についてです。スパイスは、遠い昔から、使われています。古代エジプトではすでに様々な種類のスパイスが使われていてその数なんと800種類以上だとパピルスに書かれているそうです。わさびは飛鳥時代に遡るとも言われているそうです。スパイスにまつわる歴史についてお話されました。
5月19日はK氏。昨年西国三十三所の巡礼の旅をされました。最後は高野山です。高野山は真言宗、空海によって平安時代に開かれた大乗仏教の宗派。この時代の日本の宗教の歴史を見ると興味深いのが、元々はもっと名が知れていた最澄、天台宗を開いた僧で、二人とも遣唐使として、中国に渡っている。同じ時代に生きたこの二人の僧、帰国してから空海と最澄の関係について着眼したプレゼンテーションでした。
6月17日はY女史のプレゼンテーション。ゴールデンウイーク後に関西から東に向かって旅に出られました。一般的に受ける観光スポットは避け、かなりアンダーグランド的な旅を好まれる同女史は、かなりの穴場をご存知のようであります。伊良湖、浜名湖、御前崎、から富士市へこの旅行のテーマは『水辺の情景』。
8月4日はS氏。五島列島の旅についてのお話です。五島列島は全島が長崎県に属し、人口は約7万人。島々には多くのカトリック教会が点在し、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録を目指す取組みが進められていて、五島観光のひとつとして注目されています。キリシタンについてもプレゼンテーションの中で触れられました。地図を見ると、五島列島はお隣の国韓国にもとても近いです。
8月18日は、K氏のプレゼンです。8月に、出身地である、島根県にお里帰りされました。島根県は松江について歴史について触れながら、オススメスポットを教えてくださいました。島根県というと出雲大社を思い浮かべます。何かスピリチュアルな。少し話はそれますが、小泉八雲という有名な作家・日本民族学者がいます。彼はギリシャ生まれで、出生名はパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)、彼の父がギリシャ人で母がアイルランド人ということもあってか、多神を自然に受け入れる受け皿があったのか、日本の文化に魅せられ、日本国籍を取得した人物。彼の妖怪物語は有名で、実際私も彼の妖怪話は興味深く読んだことがあるのですが、彼が松江に住んでた時にやはり、島根県にある神々を感じるものを感じたのでしょうか。
9月1日はS氏のプレゼンテーション。俳句に水彩画、俳画などに深い造詣をも垂れている同氏、この日は『Haiku in English』今や世界で俳句は普及しているそうです。俳句を無形文化遺産に登録されるような働きもあるそうです。俳句は短い・季語・5・7・5の韻を踏む・切れ字があることなど、クリアすべき様々なポイントがあります。さすがに英語では5・7・5といった規制は難しいのですが、いかにシンプルにでもその中にどれだけ、情景をイメージしてもらえるかが大切なことだそう。実際に日本語⇄英語で俳句を比較していき、同氏が作られた俳句を紹介してくださいました。とても興味深いです。
次回は、Y女史のプレゼンテーション。O氏のプレゼン、実は7月にするはずだったのですが、私の所用の都合で休講となりました。
9月の産経学園での『フリートーク』は、15日と29日です。 (T.M)
by connection-eigo
| 2017-09-02 02:22
| プレゼンテーション