2016年 08月 08日
教養英語講座リポート 8/7, 2016
13:20からは、英語で学ぶ西洋美術史『Roman Art』でした。古代ローマの歴史は約1,000年の長さというスパンがあるので、70分では全く時間が足りません。また、古代ローマの特徴をわかりやすくお話していく必要があります。そんな中、ローマの美術に焦点をあてることで、身近に感じていただけたのではないでしょうか?文化性特徴やキーワードを取りいれて、スライドを見ていきました。ローマを知るにはまずエルトニア文明からお話していきました。最後はかなり駆け足となりましたが、なんとか最後のスライドまでいきつくことができました。歴史についてご興味ある方は、塩野七生さんのローマ人の物語シリーズ著書をオススメしています。
休憩時間は取らずに次の教養英語講座はNippon Bunkaあらかるとです。2回目のタイトルは『日本の精神』です。侘び寂びや本音と建て前、甘えは英語でなんと説明するの?また今の日本についてもディスカッションしました。西洋美術史に比べると、こちらは日本に関することなので、受講生の皆さんにとっては入っていきやすいトピックかと思います。古代ローマの文化が建設的であれば、日本代々の文化は流れるような感じでしょうか?前回の木曜日の朝日カルチャーのS史のミニプレゼンでご紹介しましたが、自然への捉えかたの違いです。日本人は代々、建物には自然の素材を取りいれていきます。また茶の湯に使う焼き物も完璧なものでなく不完全なものを美とするところにあります。
ただ時代の流れとともに日本人の観念もかなり変わってきています。義理人情とか大都会に行けばなんじゃそれ〜と死語になっているかもしれません。そんな中集団志向のお話になった時、お一人の受講生の方がお話されたのですが、英語のディスカッションについてです。近く、小学校から英語教育を取りいれていくということで、文部科学省も動き始めています。最近、確かに塾も英語教育を導入していっていますね。そんな中、討論ができるようにと、小学校の高学年からプロ&コンを取りいれた授業を導入していくことを考慮にいれているということ。このプロ&コン、一つのトピックについて、賛成ならば、賛成意見を。反対ならば反対意見を述べて討論していきます。主観的になってはいけません。客観的にポイントを相手に伝えなかればいけないわけです。
日本の教育は、なぜ?に対して、何故ならば・・・です。という教育を受けていません。これはこうだからこうなるのだ!。がベースです。協調性を大切として行われている教育のなかで、一人だけ浮き上がった答えや意見を持つと、周りに引かれてしまったり下手すると、周りから叩かれちゃいます。これは良くも悪くも日本文化の特質の一つでもあります。 最近思うのが、なかなか、今自分の意見を言ったり、自分の気持ちを伝えることができない子が増えてきていると思います。教育場面も今や、サービス化になってきている傾向にあると思うのですが、なんかあったら学校や先生がすぐ叩かれてしまうので、教育場面に立っている先生も非常に気を遣ってらっしゃるのでしょう。 これからの日本はどうなるのか?まだまだ必要とされている人材が必要とされています。世界は広いです。日本がどんどん、チャレンジできる、たくましい人材を育てていけれる環境になって欲しいものです。
次回の教養英語講座9月はお休みとなります。
10/2日曜日に通常通り講座開催いたします。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。 (T.M)
by connection-eigo
| 2016-08-08 17:55