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朝日カルチャーセンター中之島『英語で話す日本文化』8/4 2016

今日は8/6土曜日、淀川にて花火大会060.gif昼過ぎ少々雲行きがあやしかったのですが、雨降らなくて良かったですね。仕事の都合上、花火を鑑賞することはできなかったのですが、しっかり花火のドドド〜ンという音を聞くことができました。鑑賞できるとなおよいのですが、花火の音も夏の風物詩の一つですね。072.gif
さて、明日は暦の上では立秋です。まだまだ猛暑が続くので、秋の気配を感じないとおっしゃる方も多いはず。でも最近、少しずつ日が落ちるのが早くなってきました。夕暮れ時のお空もそろそろ秋の気配を感じさせるような。026.gif 8月はちょっと哀愁を感じる月であります。043.gif

さて、8/4木曜日は中之島朝日カルチャーにて『英語で話す日本文化』の講座がありました。

毎月、受講生の皆さんにミニプレゼンをしていただいています。

トップバッターはS氏058.gif
タイトルは『自然~Nature~』です。言葉について、造詣の深い同氏、今回は『日本語の年輪』著者:大野晋から引用して今回のプレゼンを発表してくださいました。
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言語というのは、文化を背景にもつものなので、観念が違えば、とらえられかたも変わることがあり、言葉によっては、これっ!てあてはまる訳が見つからないことが多々あります。そんな中S氏が焦点をあてた言葉が自然です。
英語にはNatureという言葉があります。日本語では自然というより、いいようがない。ヨーロッパ人にとって自然とは人間に役立つものを作り出す素材に対し、日本人の観念では、自然に人間が溶け込むところであります。確かに日本は7割ぐらいは山で占めている国土で、古来から木々や山に精霊が宿ると信じられてきました。実際、山や木、川が神聖なるものであり、神が住まわれているところ。

明日は、古代ローマ時代の美術史の講義があるのですが、ローマ人は建築技術が素晴らしく、人間が、こんなどでかいものを作るんだ!というコンセプトがあったわけです。とても建設的であります。日本も今では、だいぶと建設的ではありますが、地震や台風などの自然災害に見舞われるごとに自然への脅威を感じます。風土や気候は、民族やその地域に大きな影響を及ぼす力があります。先ほど冒頭に書きましたが、8月の空を見上げて、秋だなぁと哀愁を感じるのも、やはり、日本人の持つ感性なのでしょうか??私も早速この本を購入しました。



次に、M氏はmysterious temple 『志明院』です。皆さんはこのお寺をご存知でしょうか?京都の方ならご存知かもしれません。京都は洛北に位置するこのお寺は賀茂川の源流になるところだそうです。京都市内より気温が10度も低く、とても涼しかったそうです。境内では箇所箇所に配置されている祠を修行僧侶がお経を唱えているそうです。山奥のうっそうとした景観はもののけ姫のモデルにもなり、近年、女性たちのパワースポットでもあるようです。018.gif
日本最古の不動明王の神秘霊峰でもあり、皇室の崇敬の一員は賀茂川のの水源地である洞窟の湧き水を敬い、水神を祀り、清浄な賀茂川のの用水を祈願したと伝わっているそうです。
志明院を後にした後は、川床料理をいただいたそうです。
アクセスは京都市営地下鉄から北大路駅からタクシーで4000円ほど、鴨川沿いに上流に上がるそうです。056.gif とても神聖なところですね。
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Y女史は鶴瓶さんの新しい落語について。NHKの番組でタモリさんが吉原を訪れた際にあるさむらいの話を聞いたそう。あまりにも興味ぶかく、これを是非落語にできないだろうかと、鶴瓶さんに話を持ちかけたところ、彼が落語ライターのオサダ・タダオ氏に。同氏とその奥様が共同で新しく誕生したのが、山名屋浦里。 落語に詳しいS氏によると、吉原は里と呼ばれていたそうで、里=廓。廓とは花魁のいる所で、廓話とはつまり里の話となるらいしい。(なるほど〜。奥が深いです)082.gif
また、この落語を観た、中村勘九郎氏が、是非歌舞伎でもこのストーリーを取りいれたいと。歌舞伎でも演じられるそうです。Y女史はもしこの演目が関西に来たら是非是非、鑑賞されたいとのことでした。

先日私、2回目の狂言を観にいってきました。言葉の面白さや笑いの掛け合い。非常に面白いです。山名屋浦里について、ブログをみつけました。ご興味ある方こちらをクリック

さて、最後に、S女史。今回は俳句と折り紙について発表してくださいました。072.gif 俳句は今や日本に限らず海外にも人気があるそうです。季語を用いた、5−7−5でつくるもの。江戸時代には松尾芭蕉、そして明治時代には正岡子規が有名ですね。折り紙も海外で人気があるクラフトの一つですね。米大統領バラクオバマが広島を訪れたさい、つるの折り紙がプレゼントされたそうです。今日は原爆記念日であります。戦後72年を迎えました。平和であるということを今もう一度考えてみたいです。

皆さん、お疲れ様でした。
調べて発表するということはなかなか大変ですが、とてもいい勉強になります。これからも頑張っていきましょう。
9月の講座日は15日となります。

Thank you!




by connection-eigo | 2016-08-07 00:04