2015年 09月 29日
なんばパークス産経学園9/18『フリートーク』
9/18・25日の金曜日はなんばパークス産経学園にて『フリートーク』の講座がありました。遅くなりましたが9/18のプレゼン内容について先ず、ご紹介します。
この日のプレゼンは、S女史。タイトルは、''The House of Hapsburg''です。ヨーロッパ史のなかではこのハプスブルグ家はとても長い歴史を持ち、やく6世紀半にあたり、強い影響力を持っていたファミリーなのです。S女史は、2回のプレゼンでこのファミリーについてプレゼンをされます。第1回目の9/18は主に①ハプスブルグ家の誕生 ②どのようにハプスブルグ家が広がっていったか?③スペインにおけるハプスブルグ家の終焉 です。
ハプスブルグ家はスイス北東部のHabichtsburg『(鷹の城)という意味』がなまってハプスブルグになったと考えられる。1273年にハプスブルグ伯のルドルフがドイツ王(神聖ヨーマ帝国の君主)に選出されて王になりました。ルドルフの子に公国を譲り受けられたものの、息子は暗殺されそのあとはマクシミリアン1世の時に勢力を伸ばす。そして、フリップ(Philip the handsome)に、一度は勢力は衰えるが、ハプスブルグ家はオーストリアに勢力を伸ばしていきました。カルロス1世は祖父であるマクシミリアン1世の領地を弟であるフェルディナントと分割する。カルロス1世は息子フェリップ2世に継がせた。こうして、一族はスペイン系ハプスブルグ家とオーストリア系ハプスブルグ家に分かれたわけですね。
1527〜98年のこの治世はスペインが最も繁栄した時代であったが、無敵艦隊の壊滅を機会に勢力は下りだかとなっていった。また近親結婚が多かったため病弱な王が続き、スペインにおけるハプスブルグ家が退廃となる道をたどることになる。1700年のカルロス2世の死により、スペイン継承戦争を経て、スペイン・ブルボン家に引き継がれることになりました。
ヨーロッパ史には同じような名前がたくさんでてくるので非常にややこしいですね。S女史、うまくまとめられたと思います。 ヨーロッパ史はまたややこしくて、とっつきにくいと思われるかたもたくさんいるとおもいます。その点でいくと、美術史から歴史を学ぶとわかりやすいかもしれません。
これは私のおすすめなのですが、中野京子さんのシリーズである怖い絵シリーズや名画の謎は、ヒューマンドラマとその時代背景を知ることができて大変面白いです。こういうところから歴史に触れるのもいいかもしれません。
S女史、次回はハプスブルグ家第2弾ですね。楽しみにしています。
Thank you.
次は9/25日 Y女史によるプレゼン内容を紹介します。乞うご期待!