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202年度最後の「英語で学ぶ日本文化」です。今月の私の机です。110.png Thank you so much!
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J女史は、FROZEN Gourmet Food Selected as Japan's ''Dish of the Year''(''今年の一皿”に冷凍グルメ)についてです。
コロナの影響なのか?それともライフスタイルが変わったのか、ここ数年、近所にあるスーパーで従来の冷凍食品とはちがったスタイルの冷凍商品が冷凍セクションにならんでいるのを見かけるようになりました。このように国内で需要が高まっているなか、飲食店の調査会社であるぐるなび総研は、「今年の一皿」に「冷凍グルメ」を選んだそうです。この内容にちなんで興味深い記事をみつけたので紹介いたします。


A女史は阿修羅像の怒りの表情についてです。『日本文明史 天平とルネサンス編』の記事を題材にしてミニプレゼンをしてくれました。
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奈良の興福寺に安置されている阿修羅像【八部衆】112.png 八部衆とは8つの種族という意味だそうで仏法を守護する八尊の護法善神のことを言うそうです。こちらのお寺(興福寺)の著名な八部衆像の各像の名称は五部浄、沙羯羅、鳩槃荼、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、畢婆迦羅で、そのうちのひとつがこちらの阿修羅像になります。
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この阿修羅像は少年のようにみえます。A女史曰く、阿修羅というぐらいだから修羅場という言葉から常に争いの絶えない場所に住んできたから眉をしかめているのだろうか。でもとても怒っているようにはみえない。四天王に十二神、顔つきは全て怒っている。もちろん神と名がついてはいるけれどもあくまでも如来でも菩薩でもない。怒りとは自分の内面との葛藤。このような清純な青年であったも内面の葛藤がある。個人が様々な感情をもっています。法相宗によると人間には 眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那 (まな) 識・阿頼耶 (あらや) 識と8つの対象を認識する作用があるそうです。この中で阿頼耶識という意識がは自分の中にも自覚できない感情だそうです。単純に祈りの感情、怒りの感情だけでなくそれらを超えたあるいは自分にもわからない感情があるそうです。私は以前に東洋哲学の講義でこの阿頼耶識について学んだことがありますがとても難しい内容でした。137.png この時代に詠まれた万葉集は約4500種、ほとんど違った人間の姿が浮かびあがり多種多様。まさしく天平のルネサンスであるということです。皆さんはこちらの阿修羅像、どう感じますか?

阿頼耶識を調べてみたので抜粋します。
阿頼耶識
サンスクリット語でアーラヤ・ビジュニャーナālaya-vijñānaという。アーラヤは住所、ビジュニャーナは認識の意味である。仏教の瑜伽行唯識(ゆがぎょうゆいしき)学派(単に瑜伽行派または唯識学派ともいわれ、中国と日本では法相宗(ほっそうしゅう)とよばれる)のたてる根源的認識。この学派は、眼(め)、耳、鼻、舌、身、意による六認識と、アーラヤ識を自我と誤認する自己執着である末那(まな)識と、アーラヤ識との八識をたてる。前七識が表層的、意識的であるのに対し、アーラヤ識は深層心理的、無意識的な認識である。アーラヤ識は前七識とその表象、つまり自我意識、意識ある存在者、自然などのあらゆる認識表象を生み出すとともに、それらの表象の印象を自己のうちに蓄えるから、種子に例えられる。アーラヤ識は種子として刻々に変化しながら成長し、成熟すると世界のあらゆる現象を生み出し、その果実としての印象を種子として自己のなかに潜在化する。世界は外的な実在ではなく、個体の認識表象である。
日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿頼耶識」の意味・わかりやすい解説

T氏は日本人が3月といえば何を思い浮かべますか?179.pngについてです。お花見、お彼岸、花粉症、高校野球、桜、春分の日、卒業、春休み、ひな祭りなどが挙げられます。皆さんにとっての3月は何を思いますか?私にとって今年の3月はちょっと特別でした。それはWBCです。侍ジャパンが盛り上げてくれました。113.png 私はそれほど野球やサッカーといったゲームを日々観戦することもないのですが、今回の野球はそんな興味の薄い私にとつても元気を与えてくれました! 日本チームは私たちに大きなドラマを与えてくれ、Never Give up精神メッセージを伝えてくれたように思います。113.png

さて本題に戻しましょう。M氏はこれらの日本人が思う3月の行事の中で分かりにくいものを英語でどういうのか説明してみましょう!ということで英語解説をしてくれました。102.png101.png
お水取りは関西では有名ですが、関西圏外では意外に知らない人が多いかもしれません。
こちらは私の資料からですがお水取りについて説明しているものを抜粋しておきます。

お水取り Omizutori
Omizutori, ‘’drawing Water from the Well’’, is an event held at Todaiji Temple in Nara City from March 1st to 14th. It is a part of shunie, a series of Buddhist services. In the early morning of March 13th, the priests draw water from the well to offer to Buddha. Also as a part of shunie, an event called otaimatsu, literally ‘’torches’’, is held at Nigatsudo, Todaiji Temple until March 14th. Buddhist priests run around the corridors waving torches as long as six meters. According to an old tradition, if people feel this shower of falling sparks they can drive away evil spirits.

「お水取り」は文字通りには「井戸からの水汲み」を表すが、奈良市の東大寺で3月1日から14日まで行われる行事。これは「修ニ会」と呼ばれる一連の仏事(法会)の1つ。3月13日の早朝には僧侶たちが井戸から水を汲んで仏様に供える。また修二会の一部として、「お松明」と呼ばれる行事が東大寺の二月堂で3月14日まで行われる。僧侶たちが6メートルにも及ぶ大きな松明を振り回して回廊を走る。昔からの風習によると降り注ぐ火の粉に触れれば悪霊をはらうことができる(厄払いになる)と言われている。
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3月は日本においては年度末で4月の新年度に向けて新たに始動することへの準備期間ともなり12月の年末とはまた違う慌ただしさがあります。3月は卒業シーズン、お別れの季節でもあります。10年余りこのクラスを受講してくださったS氏もこの期をもって一旦卒業されることになります。(寂しい145.png161.png)私の担当しているクラスの高齢受講生の方は本当に勉強熱心で学ぶことに常に一生懸命です。年齢は本当に関係ありません。先生と呼ばれる立場にある私でありますが、私が様々なことをこのような受講生の方から学んでいるように思います。そんな受講生を代表するお一人がS氏です。この度は特別にS氏の原稿を紹介したいと思います。
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S氏、まだまだそうおっしゃらず、是非復帰をしてください。いつでもwelcomeです!110.png
Good-byeには『もう長らく会わない、もしくは会うことはないでしょう』という意味が含まれているように私は思います。そうではなく S氏には Keep'n touch and hoping to see you soon!でしめておきましょう169.png

新年度期4月の講座は4月6日です。 4月から改めてよろしくお願いいたします。 (T.M)

# by connection-eigo | 2023-03-24 10:41 | プレゼンテーション

4月から新年度がはじまります。2023年度からスタート予定のスケジュールは下記をご覧ください。年度内の途中に多少の変更もしくは新しいクラスが開設する場合もあります。クラスについての詳細、重ねてプライベートレッスンについてはお気軽にアシスタントおよびMUSE ENGLISHお問い合わせください179.png

2023年度 加島・御幣島グループクラススケジュールご案内_c0215031_07584777.png
2023年度 加島・御幣島グループクラススケジュールご案内_c0215031_08003718.png




# by connection-eigo | 2023-03-08 08:11 | Lessons

Super-Tagイベント2023

先日開催したマーロン先生のSuper-Tagイベントの様子です177.png
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ウレタンのやわらかい素材ダーツの弾を銃型のブラスターを使って遊びます!!小さな的にあててポイントを競ったり、1×1または、チーム戦で自分のチームカラーを取り合いしました。攻めたり守ったりの遊びなのですが、スポーツ競技のようでもあります。クリスマスにサンタさんにお願いしたブラスターを使う事を心待にしてくれていた生徒さん、前回とても楽しかったらしく再度参加してくれたビジターさん、2時間半ではまだまだ遊び足りないようでした!!!
また次回の開催まで楽しみに待っていてください!

# by connection-eigo | 2023-03-08 03:35 | イベント


2月もあと1日146.png Time flies! 今週の木曜日にまでにこのブログをアップしなくては!突然お尻に火が付く私。
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いつもたくさんのスイーツや果物が机をゴージャスにしてくれます。とてもお忙しいM女史は、なんと手作りのキャロットとチョコレートマフィン113.png自家栽培の果物に旬の菓子113.png毎回季節を感じながらこちらの講座を楽しませていただいています。もちろん菓子や果物だけでなく季節折々に関連したトピックスをリサーチしてプレゼンしていただくと、日々の生活のなかで歳時期を感じることが私の生活の一部となっています。喧騒とした街に住んでいると、自然の静かな音や、ゆっくりと流れる景色をぼんやりと眺める時間も空間も自分で作らないかぎり、なかなか感じられません。日常と非日常、晴れとけ・・・。いい時も悪い時、何かを得てまた時間と共に手放す・・・・。そうやって私たちは日々を暮らしているのかもしれません。お菓子の話から随分、違う方にベクトルが進んでしまいました。

A女史は藤森神社について。藤森神社はその昔藤の社と呼ばれていた歴史のある社だそうです。受験と馬の神社でまた旧暦の5月5日の端午の節句に『藤森祭』が菖蒲の節句としてお祭りが行われるそう。菖蒲の節句発祥の神社とのことですが、もともとは紫陽花が有名な神社だそうです。藤森神社と稲荷神社の珍しい土地説話などを説明していただきました。
M女史は『鬼』について。2月は節分。私が小さかった頃豆を撒きながら『福は内、鬼は外!』と言ったものです。まずM女史は鬼が2つのタイプに分類できることについてお話しをしてくれました。ひとつは災いをもたらせる鬼、そしてもう一つはいい鬼。古代中国において、鬼とは本来亡くなった魂であると考えられていて、形のないものだったそう。しかしこの言葉が日本にやってきたとき仏教の悪霊(=demon)概念として考えられるようになりつまり怖いモノという認識がでてきたそうです。鬼は''onu'' 隠:hiding つまり他の者に見えないといういう言葉に由来するそうです。平安時代になって鬼という言葉が定着したそうです。次にM女史は鬼瓦についても言及されましたが、鬼瓦を玄関や家の屋根に鬼をかたどった瓦や置物をおくのは、悪霊が家に入らないために守るためでもあるわけでやはりそう思うとただただ災いをもたらす悪い鬼という意味だけではなさそうです。最後に鍾馗(しょうき)について紹介していただいたのが興味深く思いました。鍾馗とは主に中国の民間伝承に伝わる道教系の神で日本では、疱瘡除けや学業成就に効があるとされ、端午の節句に絵や人形を奉納したりするそうです。M女史は京都でこの鍾馗の小さな像をみることができるということで、インターネットで調べたところ、下のブログをみつけました。興味深い内容なのでもしよければどうぞ。
鬼にまつわる博物館があるそうです。こちらも重ねて案内しておきます。


M氏は『七福神』についてです。めでたい福をもたらす7つの神は縁起物としてお正月の飾りとして使われています。この神々はインドや中国の神様がモデルになっているのです。その七福神の中で唯一の日本の神は恵比寿天は片手に吊り竿、脇に鯛をはさんでいます。大黒天、毘沙門天、弁財天(唯一の女性の神)はインド由来の神々.福禄寿、寿老人そして布袋となります。七福神は民間信仰にもうまく溶け込み農民や漁師の間で熱く信仰され現在に至っています。歩くのが大好きなM氏は1月16日に大阪七福神を巡拝されたそうです。とても縁起がよさそうです。
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J女史は前回に続いて楽器に関するミニプレゼンで今回は『ガムラン』です。ガムランはパーカッション楽器で主にインドネシアやマレーシアで発達した楽器だそうです。私はこのガムランの楽器でかなでられたメロディーを耳にするとバリを思い出します。夕暮れ時に静かに流れるガムランの音色はちょっとノスタルジックで夢心地な気分にさせてくれます。ガムランはドンソン文化に由来するそうで歴史はながく紀元前10世紀から1世紀〜2世紀にまで遡るそうです。主にジャバとバリのガムランについて、お話ししていただきました。基本、ガムランは大きく分けて3つの地方様式に分けることが出来るそうです。(バリ様式、中部ジャワ様式、西部ジャワ(スンダ)様式)バリ様式はバリ=ヒンドゥの儀礼と密接な関わりを持ちながら伝承されていてジャワはイスラム教徒を要する地域となります。ガムランは宮廷音楽としてだけでなく、農村の祭りや儀式の中で神々へささげたものとして演奏されるそうです。
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S氏は椿(Camellia)についてです。椿の花言葉は『理想の愛』『謙遜』だそうです。漢字をみておわかりのとおり春➕木=春、花が咲くという意味からなっています。S氏は椿と山茶花の見分け方についてお話しをしてくれました。そっくりなのに違う品種。
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椿
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山茶花
椿は花は完全には平開しなくて萼(がく)と雌蕊(めしべ)だけを木に残して丸ごと落ち、山茶花はほとんど完全に平開して花びらがこごに散るという違いがあるそうです。なお、椿の花は丸ごとおちるから人の首が落ちる様子を連想させるために、日本においては病人のお見舞いに椿をもっていくことはタブーにされておりまた屋敷内にも植えない地域があるそうです。一方で桜や梅ほどの人気まではいきませんが椿は古くから愛されたお花で万葉集において椿が使用された歌が9首あるそうです。椿の花が17世紀に日本から西洋に伝来すると大変な人気になったそうです。S氏のミニプレゼンで紹介がありましたが、椿姫が1853年にジュゼッペ・ヴェルディによって発表されたオペラ。(原題はLa traviata『堕落した女』)日本ではオペラの原作であるアレクサンドル・デュマの小説、(La Dame aux camélias;椿の花の貴婦人)を椿姫のタイトルで上演されることが多いそうです。S氏のプレゼンでそうでした!と気づいたのは資生堂のロゴ。こちらも椿。
最後に椿もちを教室にてもってきたかったと、色々お菓子屋さんに問い合わせられたという同氏。残念ながら時期が合わなかったそうです。椿もち、はじめてききました。とらやでは2/23ごろにこの商品が販売されるそうです。そんなとらやのホームページが見つけた記事はこちら。
もう一つも興味深かったので・・。

先週まで寒かったのに急に春の到来!暖かくなりました。でも花粉が飛び始めたので早速花粉症になってしまいました。119.png 花粉症の人にとってはちょっと大変!

3月の講座は3月2日です。3月もどうぞよろしくお願いいたします。 (T.M)


# by connection-eigo | 2023-02-28 00:32 | プレゼンテーション

2月12日(日)甲子園口校、御幣島校で2回目のミューズキッチンイベントを開催しました。
今回はチョコレート作りです!162.png

幼児さんは
162.pngチョコレートの飾りつけ
162.pngマシュマロと焼き菓子のチョコレートコーティング
162.pngバレンタインカード
小学生は
162.png絞りガナッシュチョコレート
を作成しました!
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チョコレートが食べられるから参加してくれたり、書きたいメッセージを考えてきてくれたり、エプロンをつけて嬉しそうな生徒さんもいました。好きな男の子に渡すつもり! と話してくれた生徒さんは、〇〇くんは確かイチゴチョコが好きなはず。あ、でも白いチョコが好きかも、、、と悩みがつきません。最後までもっとかわいくなるようにと入念に入念に仕上げていました。

好評のミューズキッチン、次回も皆さんが作ってみたいメニューを考えたいと思っています!
次回をお楽しみに!

# by connection-eigo | 2023-02-13 14:58 | イベント