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春霞塾での会『英語音声学の誘い』

先日土曜日、10/21は、春霞塾にて、初めての講座をしました。春霞塾は田村が塾長の、AOや小論文を専門とする塾です。高校生が対象となりますが、大学生の方も多く、例えば、就職活動に向けての対策も手がけていらっしゃるパワフルな先生です。日本語のスペシャリスト。でも英語の必要性もとても実感されておられます。時間があれば、最新情報を得るため、北から西へと数々の大学機関を訪れておられます。とても研究・教育熱心な方で、私が尊敬する先生であります。
そんな先生の塾で『英語音声学への誘い』と言うタイトルで、お話させていただきました。雨の降る中、予想以上に多くの方にご参加いただけました。皆さん、非常に熱心です。

日本の英語教育現場では、英語の発音やイントネーションといった分野は、あまり重要視していません。外国語の習得は、まずは反復練習が大切だと思います。どんどん書くこと。そしてどんどん声に出す。初めは英語のフォニックス(音)に慣れ、次にたくさんの文章を読むこと。実践はコミュニケーション力をつけますが、基礎ができていないとやはり伸び悩みしてしまうのです。ご自身の話す発音やイントネーションに気をつけるだけで、リスニング力はもちろんのこと、リーディング力も発揮できるようになります。実際に頭の中で声を出して読んでる場合が多いので、どう発音していいかわからない単語はすんなりと読むことができません。そして正しく発音できない場合は読み間違えしてたりすることが多いのです。英語の音をしっかり習得して、音読はもちろんのこと、相手にわかりやすい、心地いいと感じさせる英語を発信できるようになると、モチベーションも上がるのではないでしょうか。169.png

初めは標準的なアメリカ英語の発音にそって、色々な単語や文章を声に出して皆さんと読みました。次にアメリカ英語だけではなく、ブリティッシュイングリッシュの発音についても紹介しました。実際文章を二つのタイプで声に出して読んでみるという、体験をしていただきました。ブリティッシュイングリッシュというと、どうしても、posh(お高い)感じのイメージがあるのですが、日本にも多くの方言やイントネーションがあるようにブリテン島で話されている英語の発音も多種多様。容認発音(Received Pronunciation)やBBC英語発音と呼ばれるものが伝統的に標準英語とだれていますが、コックニーと呼ばれる発音もあります。こちらはオージーイングリッシュ、つまりオーストラリアの 発音の流れを含んでいて、ところどころ音が似ています。典型的なオーストラリア発音も少し紹介しました。

ご自身の好きな俳優さんやキャスターの話す発音やイントネーションを真似てみるのもいい練習になるかもしれません。165.png174.png

台風の影響での大雨の中、ご参加いただいた皆さん、有難うございました。そして、田村先生、こんな機会を作っていただき、感謝、感謝です。101.png

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by connection-eigo | 2017-10-23 15:52 | イベント