朝日カルチャーセンター中之島『英語で学ぶ日本文化』   

2017年 05月 10日

明日は1ヶ月過ぎぶりの朝日カルチャーでの『英語で学ぶ日本文化』講座です。通常は月の1週目木曜日なのですが、ゴールデンウイークだったので今回は2週目となります。講座前日に前回の各受講生の方のミニプレゼンをアップすることになり誠に恐縮です。お尻に火がつかないと出来ない、学生時代を思い出します。一夜漬け(苦笑)

前回の講座は4月6日でした。
毎回、受講生方には四季折々のお菓子をちょうだいしています。いつも有難うございます。

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さて、今回はS氏のミニプレゼンをまず初めに紹介しましょう。
タイトルは『春はあけぼの』清少納言の枕草子の始まりの文を日本語と英語で紹介してくださいました。とても美しい文章です。春から夏へ、秋そして冬に移り変わる季節を詩ったものです。春のみを抜粋して、原文、現代文そして原文を英語に訳です。

(原文) 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
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(現代文) 春は夜がほのぼのと明けようとする頃(が良い)。(日が昇るにつれて)だんだんと白んでいく、山際の辺りが少し明るくなって、紫がかっている雲が横に長く引いている様子(が良い)

(English)
In spring it is the dawn that is most beautiful. As the light keeps over the hills, their outlines are dyed a faint red and wisps of purplish cloud trail over them. (translated by Ivan Morris)

目を閉じてイメージすると風景が頭に浮かんでくるようです。S氏の注にあったのですが、『明』は『日+月』と多くの人が思うようなのですが、元は『まど+月』で、あかり取りの窓から月光が差し込んで物が見えることを示すようです。

最後に、作者の清少納言は季節感を最も強く印象つける時間帯を四季それぞれについて具体例をあげて示しました。S氏の最後の〆の感想は、これらの文を通じて日本人がかつて大切にしてきた精神性とは何なのかを感覚的に知ることができるだろう。とのことです。

次にM氏のミニプレゼンです。『バロックアートについて: The Baroque in western European Art』です。3月下旬に姫路市立美術館で『バロックの巨匠たち』の特別展覧会を見に行かれた同氏。その展覧会についてです。まず、バロックの意味を説明されました。ポルトガル語に由来するもので意味は『いびつな形の真珠』。バロック絵画は16世紀末から18世紀初頭に描かれていたスタイルです。この展示会では40点の絵画が展示されていたそうです。M氏が一番印象に残ったのは''Portrait of a Woman''。ヴェネチア派のPaolo Veroneseが1565年に描きました。S氏が素晴らしいと印象に残ったのは、写真よりも綺麗で、細部に亘って丁寧に描かれていることだそうです。 
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また、今回の絵画鑑賞では、豊かな色彩表現や光の明暗を用いて現実味に溢れた素晴らしい作品が多数鑑賞でき、久々に見応えのある絵画に出会えて満足なさったようです。私自身もルネッサンスからバロックにかけての絵画はとても大好きです。この展覧会見逃してしまいました。148.png

次にY女史です。思いがけない夜間診療を受けた経験。とても不思議な出来事だったそう。夜にコンタクトレンズを外そうと思ったら外れない。あせった女史は夜間診療機関に電話。幸いなことに眼科医が在勤しているということで、夜の暗い中、道中三人に道を尋ね、ギリギリ受付してもらうことができた。5分で診療は終わり。ほっとつく。予期しないことでいつお世話になるかわからない夜間診療、どこにあるのか、どこで診てもらえるのか、日頃からちゃんと用意しておきたいことです。次回はこんなことにならないように、早速コンタクトレンズを外すのに役立つサレンジを購入したそうです。

最後はS女史。official approval of text bookについてです。今では『文部科学省検定済教科書』というのでしょうか?でも時代によって呼び名が変わります。1947年頃の戦後の検定を受けた小学校の教科書についてお話しいただきました。歴史や道徳教育などのような教育は非常に難しいものがある。歴史については認識が関わった国双方に違うこともあり、今においても解決できない件であるし、道徳も、文化やまたその時代の国家同士の関わりの中で変わるものだろう。とても興味深いプレゼンだったと思います。

毎月、受講生の方がご用意されるミニプレゼンはなるほど!と思うアイデアが沢山あります。このような目のつけどころをするのか。とより多義に渡って物をみる視野が広がります。

明日もどうぞ宜しくお願い致します。 (T.M)





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by connection-eigo | 2017-05-10 21:00

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